ニュースレター【5月号】 新規事業セミナー、関西オープンイノベーションサミット、韓国スタートアップ企業イベントを開催

WeWork Japanでは、入居メンバー様によるコミュニティの活性化、そしてコミュニティ内でのオープンイノベーションを推進するため、日々様々な取り組みを行っています。

WeWork に入居することで始まる出会い、他企業メンバーとのビジネス連携、新たなビジネスアイディアの創造など、オープンイノベーションに繋がる様々な活動事例を、毎月お届けしております。
ぜひご一読ください。

4月23日、WeWork 神谷町トラストタワーにて、大企業の新規事業創出支援を目的としたセミナー「日本初の”統合型”〇〇〇？！社内外の起業家と共にイノベーション創出を目指すリコーの挑戦」を開催し、株式会社リコー 未来デザインセンター TRIBUS推進室  TRIBUS運営事務局 / TRIBUSスタジオ館長  森久 泰二郎 氏に登壇いただきました。

森久氏は、宇宙科学研究所にてX線人工衛星「すざく」の開発の後、株式会社リコーに入社。複写機制御システム開発、民生用デジタルカメラ開発を経て、産業機器に関する新規事業にプロジェクト・プロダクトマネージャーとして従事されました。現在は社内外統合型アクセラレータープログラムTRIBUS及び、海老名にあるTRIBUSスタジオの運営を行っていらっしゃいます。

2019年に開始されたTRIBUSは、社内からイノベーションを産み出す「IAP（イントレプレナー アクセラレーター プログラム）」と、スタートアップ企業を支援をする「SAP（スタートアップ アクセラレーター プログラム）」の統合型アクセラレーションプログラムであり、当時は類を見ない同社独自のプログラムであったといわれています。「 “ はたらく” に歓びを」を企業理念の使命と目指す姿として掲げるリコーで、社内外の壁なく新規事業の創出に取り組む森久氏に、社内イノベーションや社内起業を根付かせるプロセスや組織体制づくりなどの具体的な事例をご紹介いただきました。

リコー三愛グループの創業者である市村清氏の「儲けるより儲かる」精神に立ち返った挑戦できる企業文化づくりや、人事や法務・知財など専門知識を持った社員がサポートする専門事務局などの社内起業家支援のための仕組づくり、そして大企業における新規事業の情報発信に対する課題解決のため立ち上げたTRIBUS専用のオウンドメディアなど、実践的なナレッジをお話し頂きながらも、最後は「新規事業開発におけるベストプラクティスはない」という森久氏ならではのメッセージで締めくくられました。新規事業開発においては、各社それぞれのやり方で挑戦し続けることがいかに大切かを再認識した、有意義なセミナーとなりました。

WeWork Japan は今後も、新規事業を推進されている方々をお招きし、新規事業創出において実用的なノウハウを得られる、有益なセミナーを開催してまいります。

4月26日、WeWork 御堂筋フロンティアにて、オープンイノベーションの推進をテーマに掲げた、「関西オープンイノベーションサミット」をC Channel株式会社と WeWorkJapan（株式会社WWJ）の共同で初開催しました。

本イベントは２部構成で開催され、１部となる「関西イノベーションピッチ」では、関西のスタートアップ企業や大手企業の新規事業開発部門、関西の主要経済団体及び大阪スタートアップエコシステムコンソーシアムのご協力のもと、オープンイノベーションを加速するための取り組みや事業内容をご紹介いただきました。

＜ピッチテーマと登壇企業・団体＞

　① テーマ「在阪VCとそのご投資先スタートアップが語る、関西スタートアップシーン」

　　- ジャフコ グループ株式会社　西日本支社長 パートナー　高原 瑞紀 氏

　　- 株式会社ネクスタ　代表取締役　永原 宏紀 氏

　　- Acall株式会社　代表取締役　長沼 斉寿 氏

　② テーマ「インフルエンサーマーケティングの2024年最新トレンド」

　　- C Channel株式会社　サービス事業開発部 部長　塩野 聡 氏

    ③ 関西経済団体によるピッチ

       – 大阪商工会議所　産業部 産業・技術振興担当課長　土居 英司 氏

　   – 公益財団法人大阪産業局　スタートアップ支援事業部 部長　中村 奈依 氏

　   – 公益社団法人関西経済連合会　産業部参事　山下 善寛 氏

　   – 一般社団法人関西経済同友会　ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ･ﾍﾞﾝﾁｬｰｴｺｼｽﾃﾑ委員会 委員長スタッフ/ 伊藤忠商事株式会社 開発・調査部 関西開発調査室 リーダー　塚田 雅子 氏

   ④ テーマ「関西電力グループのイノベーションに関する取り組み」

　　- 関西電力株式会社　イノベーション推進本部 イノベーション推進G リーダー　齊藤 祐一 氏

ピッチに続く第２部は、C Channel株式会社 代表取締役　森川 亮 氏と、WeWork Japan（株式会社WWJ）代表取締役社長 兼 CEOであるジョニー・ユーによる対談が行われました。数多くの海外スタートアップ企業を見てきた両氏より、日本と世界のイノベーションへの取り組みの違いや、 PMF（プロダクトマーケットフィット）の課題に対するB2C・B2Bそれぞれの観点からのアドバイスや、関西発のスタートアップ企業への期待値について話しました。

その後、登壇者を交えた交流会も実施され、多種多様な参加企業・団体の間で、ビジネス機会の創出に向けた活発な情報交換が行われました。

登壇企業からは、「関西でのイノベーション創出にあたっての取り組みをを広く知っていただく機会となった」「今後 WeWork をハブとして、関西の経済や事業をさらに盛り上げるきっかけにしていきたい」といった声が寄せられ、来場者からも、「関西経済界でイノベーションに関連する主要なステークホルダーとのネットワーキングができ、今後も同様のコミュニティ活動に期待したい」との声をいただきました。登壇者、来場者を含め、会場全体で今後の関西圏のオープンイノベーションへの士気が高まるイベントとなりました。

4月18日、 19日の2日間にわたり、WeWork リンクスクエア新宿にて、韓国スタートアップ企業による自社紹介ピッチ&デモブース「Korean Startup Nights」を入居メンバーである韓国観光公社と共同で開催しました。

本イベントは、韓国スタートアップと WeWork 入居メンバーのコラボレーションの創出や、入居メンバーのプロモーションを目的とし、以下の11社による熱いピッチが繰り広げられました。

＜DAY1＞

・STAYFOLIO – 滞在するだけで特別な旅行体験となるような宿泊施設の予約サービスを提供

・AGL inc.  – グローバルゴルフ旅行のプラットフォーム

・AX Inc. – 世界中のアクティビティを旅行会社がオンラインで販売可能にするプラットフォーム

・株式会社 KAFLIX CLOUD  – レンタカー業界向けSaas ERPソリューション、地域社会のモビリティDXも事業領域

・Lordsystem Co., Ltd  – QRコード決済とTax Refund手続きが同時にできるワンストップソリューション

・EODING Inc.  – ウェブサイトからパスポート管理まで、旅行会社向けのワンストップソリューション

・Tripbtoz  – 旅行情報共有のWeb 3コミュニケーションプラットフォーム

＜DAY2＞

・Bear Robotics, Inc. – レストランの専門家とエンジニアが開発した、外食産業向けのロボットソリューション

・株式会社 BHSN JAPAN – 法人向けのAll in One リーガルソリューションを日本語、英語、中国語、ベトナム語、韓国語など多言語で提供　

・株式会社Channel Corporation – 16万社が導入、CRM情報とも連携可能なAIビジネスメッセンジャー

・MEGAZONE株式会社 – Amazon Web Service(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)などのパブリッククラウドの構築・運用・活用支援

・ワタップ・ジャパン株式会社– SaaS型のIT統合モニタリングサービス、オンプレミスもクラウドもリアルタイムに監視

2日間とも100名近く方が来場され、来場者からは、「日本ではあまり目にかかることのないグローバルスタートアップ企業の日本拠点立ち上げ時に交流ができた」「新たな技術やサービスを知り、理解を深める機会を提供できた」といった声が寄せられました。

WeWork Japan は今後も、入居メンバーとのイベントの開催を通し、数多くの成長著しいスタートアップ企業が集まるプラットフォームとして、入居メンバーのビジネス成長支援とコミュニティ作りに取り組んでまいります。