計画フェーズ(移転日の6〜12か月前)
準備フェーズ(移転日の3〜6か月前)
最終フェーズ(移転日の1〜3か月前)
梱包フェーズ(移転日の2〜4週間前)
オフィス移転当日
移転後のタスク
オフィス移転にはさまざまな理由が伴います。
例えば、チームが成長して広いスペースが必要になったり、ハイブリッドワークモデルを導入し、より小さなオフィスのほうが合理的になったりすることもあるでしょう。また、新しいワークスペースによってブランドイメージを高めることもできます。
とはいえ、オフィス移転は一筋縄ではいきません。物流や備品管理から整理整頓まで、スムーズに進めるには入念な計画が欠かせません。
間違いなく一つ言えるのは、早めの準備が成功のカギだということです。特に大規模な組織であればあるほど、十分な準備期間と先を見据えた計画が大切です。そうすることで、会社の目標により合致し、チームのオンサイト体験を向上させる新しいオフィスライフをスタートできる可能性が高まります。
では、プロのようにオフィス移転を成功させるには、いったいどうすればいいのでしょうか?
以下のチェックリストとタイムラインに沿って進めていけば安心です。
(この記事は WeWork Global の翻訳記事です)
計画フェーズ(移転日の6〜12か月前)
計画に「早すぎる」ということはありません。オフィス移転にもこのことは当てはまります。
計画段階では、新しいオフィスの確保、予算設定、社員への通知などを行い、業務の継続性を保ちながら移転をスムーズに進めます。
現在の賃貸契約を確認する
まずは現在のオフィス契約を確認し、終了日や途中解約時の条件を把握しましょう。退去時にはオフィスを原状回復する必要があるため、その計画も立てておくのを忘れずに。
Tip: 退去の通知期限を確認し、適切な時期に準備を始めましょう。
予算を設定する
旧オフィス関連の費用を洗い出したうえで、移転全体の予算を策定します。新オフィスの契約費、レイアウト設計、引っ越し業者費用、家具や機器の購入などを含めましょう。
Tip: 想定外の出費に備えて予備費を確保しておくと安心です。
新たなオフィスの物件を探す
会社の成長計画に合ったスペースをリサーチします。立地は社員が通いやすいかどうかも重要です。WeWork のようなコワーキングオフィスを検討するのもおすすめ。規模や用途に応じて柔軟にスケールできる、様々なプライベートオフィスをご用意しています。
Tip: 企画部署だけでなく、実際にオフィスを使う部署もレイアウト設計に参加させましょう。使う人の意見を取り入れることで、従業員満足度が高まります。
社員に知らせる
次の重要な段階は、オフィス移転を社員に知らせることです。
新オフィスの住所や移転理由を早めに共有し、チームが前向きに関われるようにしましょう。
Tip: 新しい環境がもたらすメリットを強調すると、移転への期待感を高められます。
引っ越し業者を調べる
オフィス移転、あるいは商業施設の移転実績がある専門業者を選ぶことで、手間やストレスを大幅に減らせます。
Tip: 複数社から見積もりを取り、価格とサービスを比較しましょう。
準備フェーズ(移転日の3〜6か月前)
2番目のフェーズです。新しい物件を確保し、予算とチーム体制が整ったら、実務的な準備に入ります。
オフィス移転委員会を社内に設置する
移転計画の全体像を見通せるよう、社内で移転を担当するチームを組織し、役割と責任を明確にします。
Tip: 担当範囲を明文化することで、混乱を防げます。
外部関係者への通知
取引先やパートナー、顧客、サプライヤーなど、関係者に移転を知らせます。
Tip: 新住所や電話番号の変更があれば必ず共有を。
引っ越し業者の確定
早めに日程を押さえ、サービス内容やスケジュールを確認しておきます。
Tip: 新オフィスの下見を業者と一緒に行うことをおすすめします。
最終フェーズ(移転日の1〜3か月前)
引越日が近づくにつれて、より実務的な対応事項が増えてきます。この時期は、旧オフィスの片付けや清掃、新オフィスのレイアウト最終決定を進めます。
現オフィスの備品を棚卸しする
家具や備品のリストを作り、持ち出すもの・処分するもの・買い替えるものを分類します。
Tip: 状態の良い不要品は、リユースすることもできます。
新しい家具・機器を購入する
新しい環境には新しい家具や装飾が効果的です。必要に応じて買い足しましょう。
Tip: 移転前に納品されるよう早めに注文しましょう。
清掃とメンテナンスを手配する
旧オフィスは退去前に清掃を、新オフィスは入居前に清掃を。修繕が必要な箇所は早めに対応します。
Tip: 清掃はメンテナンス作業の後に行うと二度手間を防げます。
梱包フェーズ(移転日の2〜4週間前)
最も時間がかかるのがこの段階ですが、これさえ読めば大丈夫。計画的に進めましょう。
効率的に梱包する
部署ごとに色分けしたラベルを使い、箱の中身を明記します。IT機器は特に丁寧に扱いましょう。
Tip: すぐに移転先に持ち込まない物は、一時保管場所を確保しておきます。
移転当日の詳細計画を立てる
業者と最終確認を行い、移動経路・作業順序・担当者を明確にします。
Tip: 当日すぐ使う工具・充電器・軽食などは「必需品ボックス」にまとめておきましょう。
オフィス移転当日
ついに移転日です!チェックリストを読み進めてきたあなたなら、もう心配ありません。長い準備の成果がここで発揮されます。業者の作業を監督し、旧オフィスに忘れ物がないか最終確認します。
Tip: 備品リストを使って搬出・搬入をチェックしましょう。特に電子機器や機密書類は要注意です。
移転後のタスク
お疲れさまでした!大仕事が終わりましたが、まだ少しやることがあります。家具や機器を設置し、社員が快適に働けるように整えましょう。IT環境のテストも忘れずに。
すべてが整ったら、チーム全員で新しいスタートを祝う時間をぜひ設けてください。
オフィス移転は成長と変化の象徴です。移転が無事に完了したら、某EC会社のように、皆でピザを食べながらお互いの努力を称え合い締めくくるのも良いアイデアです。





