
WeWork には、大企業やスタートアップ、自治体など、多様なメンバーが入居しており、メンバー間をつなぐコミュニティチームによるイベントやマッチング支援により、コラボレーションやイノベーションが生まれ続ける仕組みづくりを促進しています。
WeWork では、以下の6つの注目分野ごとプロジェクトを立ち上げ、イノベーション創出に注力しています。
①Smartcity (スマートシティ)
②Environment (環境)
③Mobility (交通)
④Entertainment & Leisure (エンタメ&レジャー)
⑤Helthcare (ヘルスケア)
⑥Local Goverment (自治体)

注力分野の一つ「スマートシティ」について、まずは「世界のトレンドを知る」という参加しやすいテーマのもとスマートシティを身近に感じてもらい、スマートシティに興味関心のある入居メンバー企業を発掘するためのイベント、「パネルトーク〜CES 2025から見えてきた世界のテックトレンド〜」を、3月17日、WeWork 赤坂グリーンクロスにて開催しました。
本イベントは本年のCESを視察した、入居メンバーである東海旅客鉄道株式会社 栗本豪氏に登壇いただき、栗本氏の視点でわかりやすくCESを解説いただき、スマートシティを中心としたテック業界のトレンドを広い視野で学ぶ機会となりました。
栗本氏によるパネルトークの一部をレポートいたします。
<イベント概要>
Innovation Cities パネルトーク〜CES 2025から見えてきた世界のテックトレンド〜
日時:3月17日(月) 18:30-20:30
場所:WeWork 赤坂グリーンクロス
主催:WeWork Smart City PJチーム
【CES とは】
開催期間:2025年1月7日~10日 計4日間
開催場所:アメリカ ネバダ州ラスベガス
開催規模:参加者 約141,000人(昨年約138,789人)
出展企業 約4,500社(昨年約4,300社)うち、スタートアップが約1,400社
CES のかつての正式名称は「Consumer Electronics Show」。 その名の通り、もともとは最新家電をメインに紹介するイベントとして1967年から毎年1月上旬にラスベガスで開催されていましたが、昨今は世界中のテクノロジーが出展する祭典のようになっているそうです。
CES 2025は、複数の会場で開催され、展示スペースは幕張メッセの3.3倍ともなる約23万平米とされています。会場ごとにAI、IoT、エネルギー、自動運転車、モビリティ、XR、AR、VR、ゲーム、スマートホーム、デジタルヘルス、スポーツ、3Dプリンティングなどあらゆるテーマで最先端技術が展示されたとのことです。
展示のほか、生成AI の次なるステージとして「AI エージェント」から「フィジカルAI」へのシフトを示した NVIDIAのジェンスン・フアンCEOや、デルタ航空の「DELTA100周年、顧客体験の向上」をテーマとしたエド・バスティアンCEO(半球状のライブシアターであるThe Sphereで開催)、日本からは、AIを軸とした新たな成長戦略「Panasonic Go」を発表したパナソニック楠見CEOなど、キーパーソンによる基調講演に注目が集まったそうです。
栗本氏のパネルトークから、本イベントに参加したテック業界の入居メンバーや、過去にCESに行ったことのある入居メンバーは会場の熱気が伝播するようにモチベーションが高まり、その他参加した入居メンバーにとっても、今後のビジネスや社会に起こりうる変化の中で何が重要になり、自分たちに何ができるのかを考える機会となりました。
WeWork Japanでは今後も、Innovation Cities プロジェクトを推進し、スマートシティの最前線に触れ、共に高め合うコミュニティと出会う場を提供するイベントの定期開催を予定しています。第二弾として、4月23日、WeWork アイスバーグで、「Innovation Cities パネルトーク vol.2 〜テクノロジーは幸せをつくれるか?ウェルビーイングの視点で考える街づくり〜」が開催されました。こちらのイベントレポートもまもなく公開されますのでぜひご一読ください。