
WeWork Japan では、CSR活動の一環として、「持続可能なコミュニティ形成を目指し、次の世代を担う子ども達の育成に貢献する」ことを目的に、様々な取り組みを行っています。その一つとして、中学校・高等学校の修学旅行やキャリア学習、SDGs学習の時間を利用した企業訪問を、入居メンバーと合同で実施しています。入居メンバーや WeWork Japan が持つ専門領域を活かした授業を行い、学生にとって様々な学びに触れられる機会を提供しています。
6月4日、愛知県の中学校より学生15名が WeWork 品川 拠点を訪れました。今回の企業訪問は、オフィスの見学やお仕事体験だけではなく、入居メンバー3名に協力いただき、自身のキャリアや現在の仕事について語りながら、中学生に伝えたいメッセージを添えてプレゼンテーションしていただきました。そして、中学生らも「名古屋の魅力」についてのプレゼンテーションを行い、入居メンバーにフードバックをもらうというプログラムを実施しました。

学生たちは、まずは WeWork 品川 内を見学した後、WeWorkのラウンジで交流会を行いました。4名程度4つのグループに分かれて着席し、各グループにWeWork入居メンバーと WeWork Japan 社員が同席しました。グループ内で一人ずつ自己紹介を行い、お互いの共通点をできるだけ多く探すゲームを行い、見つけた共通点をグループごとに発表し合いました。そして、WeWork Japan社員 が「隣にいる人のことでも知らないことがたくさんあるということがわかったと思います。社会人になるとお互いを知ることが更に難しくなります。そのコミュニケーションのきっかけを作っているのが WeWork なのです」と、このゲームの目的と、WeWorkの提供する価値を説明しました。
続いて、3名の WeWork 入居メンバー と WeWork Japan コミュニティチーム より、現在の業務やこれまでのキャリアを紹介し、自身の経験に基づく将来へのアドバイスをプレゼンテーションしました。
IT系企業の入居メンバーからは、江戸時代末期から明治にかけて活躍したジョン万次郎の柔軟性のある対応力を紹介し、VUCAといわれる時代に生きる中学生に「柔軟性を持ってVUCA時代を切り拓いてほしい」とエールを送りました。
運輸系企業の入居メンバーからは、「最終的に自身のキャリアを助けてくれたのは人。周りの人をリスペクトし、両親、先生、仲間に感謝しよう。そして夢を持ってほしい」というメッセージを伝えました。
通信系企業の入居メンバーからは、「まず、今日話している大人3人が、それぞれ違うことを言っていることに気がついてほしい。そして今、好きなことややりたいことが見つけられなかったり、周りの人を羨ましく思ったりしていても大丈夫。まずはダメもとで色々やってみると人生を楽しめるようになる」とアドバイスしました。
WeWork コミュニティチームも、自身のキャリアを紹介し、「自分らしくいられる場所に居続けてみると自然と見えてくるものがある。人と繋がりながら自分を知って、自己実現していくことが大切」と話し、「今回のプレゼンテーションで、みんなそれぞれ違う考え方があっていいんだということが伝われば嬉しい」とまとめました。
そして学生による、彼らの住む街「名古屋の魅力」についてプレゼンテーションが行われました。また、魅力を紹介するだけでなく、名古屋発の商品の活用方法や、名古屋に本社を置く企業と他企業のコラボレーションの可能性などを提案しました。
学生たちは、「原稿を見ないで話そう」「聞く人が知らないであろうことを話そう」「言いたいことの目的を伝えよう」といった入居メンバーからのフィードバックに頷いていました。
最後は、学生が手作りで用意した自身の名刺を持ち、学生にとって初めての名刺交換を行いました。

本日のまとめとして、WeWork Japan社員は、「今日のプレゼンの内容や WeWork で知ったことを、家族や友達に伝えてほしい。そしてまたどこかで思い出していただけたら嬉しいです。」と締めくくりました。
WeWork Japan は今後も、学生が視野を広げ、社会で働くことの意義や楽しさを知る機会を継続的に提供し、次世代を担う学生たちの育成に貢献できるような機会を、入居メンバーと共につくっていきます。