Updated:2026.07.29

WeWork PRIDE NIGHT “これからの DIVERSITY”   「普通」を問い直し、多様性の可能性を語り合う夜。WeWorkで考える、これからのDEI

WeWork Japanは、LGBTQIA+やSOGI(性的指向・性自認)に関するポリシー整備や社内外での啓発活動を強化し、多様性と包摂性のある環境づくりを推進しています。

6月のプライド月間には、「アライになろう!」をテーマに、差別や偏見への意識を高め、LGBTQ+の人々が直面する課題への理解を深めるためのプライドアクションを実施しました。PrideデザインのGoogle Meet背景やPrideロゴ入りメール署名の活用、各種Prideイベントへの参加、名刺・メール署名へのジェンダー代名詞の記載、Prideロゴステッカーの配布などを通じて、一人ひとりが具体的な支援について考える機会を創出しました。

その取り組みの一環として、2026年6月10日には、WeWork Hibiya Fort Towerにて、PRIDE MONTH特別イベント「WeWork PRIDE NIGHT “これからの DIVERSITY”」を開催しました。

当日は、WeWork JapanによるPRIDE MONTHの取り組み紹介に加え、lululemon Japan、ブルックリンブルワリー・ジャパン、映画ライター・よしひろまさみち氏を迎えたトークセッションを実施。「互いをリスペクトし、一人ひとりが輝ける社会や職場・カルチャーの在り方」をテーマに、多様性を制度だけで終わらせず、一人ひとりがどう向き合うべきかについて、多角的な視点から議論が交わされました。

<イベント概要>

WeWork PRIDE NIGHT “これからの DIVERSITY”

日時: 2026年6月10日(水)18:30–20:30

会場: WeWork Hibiya Fort Tower 10階ラウンジ

WeWorkが目指す「誰もが自分らしく働ける場所」

イベント冒頭では、WeWork WeWork コミュニティチーム 櫻井 麻貴より、WeWorkがPRIDE MONTHに取り組む背景を紹介しました。

WeWork Japanは「変化は、ここで創造する。」をパーパスに掲げ、多様な価値観を尊重するコミュニティづくりを推進しています。

LGBTQ+コミュニティを支援するEmployee Community Group「Pride of WeWork」の活動をはじめ、同性パートナーを配偶者として認める就業規則の整備や、ジェンダーニュートラルトイレの設置など、一人ひとりが安心して自分らしく働ける環境づくりを継続的に進めています。

WeWork のプライドアクションとして配布されたPrideデザインのGoogle Meet背景やPrideロゴステッカー

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企業やブランドがカルチャーをつくる

続いて、それぞれの登壇者から、自社・自身の活動について紹介が行われました。

lululemon Japan

Regional Managerの松江研氏は、ブランドが掲げる「Human Potential(ヒューマンポテンシャル)」という考え方を紹介。一人ひとりの可能性を引き出すことをブランドの使命とし、店舗を地域コミュニティのハブとして、人と人とのつながりを育む活動を続けています。

lululemon Japan Regional Manager 松江研氏

ブルックリンブルワリー・ジャパン株式会社

コマーシャルダイレクター 山田 あよん氏は、「ザ・ストーンウォールインIPA」を紹介。

このビールは、1969年にニューヨークで起きた「ストーンウォールの反乱」をきっかけに誕生したPRIDE MONTHの象徴的な商品であり、「The Stonewall Inn Gives Back Initiative (SIGBI)※」とブルックリン・ブルワリーのパートナーシップから生まれました。※NYのバー「ザ・ストーンウォールイン」を起点とするLGBTQ+支援団体

パッケージにはレインボーカラーがあしらわれ、「FEARLESS / PROUD / FOR ALL」というメッセージが刻まれています。現在では「NYC Pride」の公式ビールとしても親しまれており、「一杯のビールから、誰もが自分らしく生きられる世界を広げたい」と込められた想いを紹介しました。

ブルックリンブルワリー・ジャパン株式会社 コマーシャルダイレクター 山田 あよん氏

映画ライター・よしひろまさみち氏

映画ライターとして長年、多様性やマイノリティをテーマに発信を続けるよしひろ氏は、2000年の東京プライドパレード復活時に実行委員を務めた経験にも触れながら、「映画というエンターテインメントだからこそ、多様性を自然に伝えられる」と語りました。

また、かつて雑誌取材でニューヨークのブルックリン・ブルワリーを訪れた際、「ブルワリーができたことで街の治安が良くなり、カルチャーそのものが変わった」という現地の声を紹介。企業やブランドが地域社会へ与えるポジティブな影響についても語られました。

映画ライター・よしひろまさみち氏

トークセッション:「互いをリスペクトし、一人ひとりが輝ける社会や職場・カルチャーの在り方」

「普通」という言葉が多様性を阻害する要因(ロードブロック)になり得ることが、登壇者それぞれの実体験を交えて深く語られました。

【登壇者】

  • lululemon Japan Regional Manager 松江 研 氏
  • 映画ライター よしひろ まさみち 氏
  • ブルックリンブルワリー・ジャパン株式会社 取締役副社長 梅田 和徳
  • WeWork Japan Learning & Development, DEI担当  平田 大 (モデレーター)

会場の様子

平田 大(モデレーター): 本日のテーマは「お互いをリスペクトして一人ひとりが輝ける社会や職場・カルチャーの在り方」です。まずは、皆様がどのような想いで働き、カルチャーの体現に貢献されているか、お聞かせください。梅田さん、日本企業とアメリカの企業の両方を見られていて、カルチャー的なギャップや驚きなどはありましたか?

梅田 和徳 私はキリンビールから出向してブルックリン・ブルワリーの仕事をしています。多様性というのは面倒なものではなく、可能性を広げるものだと思っています。アメリカの企業で印象的だったのは、制度を整えて「平等」にするだけでなく、主語が「会社」ではなく「個人」であることです。一人ひとりが多様性を腑に落ちて実践し、融合している点に素晴らしさを感じました。

よしひろ まさみち: 私が以前、雑誌の取材でニューヨークのブルックリン・ブルワリーを訪れた際、現地の同業者から「あのブルワリーができたことで治安が良くなり、街が綺麗になった」と聞きました。元々移民が多く多様性を包括する土壌はあったものの、ブルワリーの存在が街をさらに良い方向に変えるきっかけになったと現地の人々が共通認識として持っていました。

松江 研: 外資系企業で長く働いて感じるのは、制度を取り入れるだけでなく、「個人の在り方」が問われるということです。あえて極端な言い方をすると、多様性は「面倒くさいもの」でもあります。なぜなら、相手に興味や関心を持ち、コミュニケーションに時間やエネルギーを使わなければならないからです。心の余裕がないと他者を受け入れることは難しいため、一人ひとりがマインドフルであり、他者に心を持って関わることが重要だと思います。

梅田 和徳 松江さんのおっしゃる通りで、多様性は個人の幸福に直結するからこそ、時間をかけるべきだと思います。自分らしさを出せる環境を作るためには、答えを急がないことや、効率だけを求めないことが大切なのではないでしょうか。

よしひろ まさみち: 私のような個人事業主は、クライアントごとにスタンスが違うため、壁にぶつかることが多いです。特に保守的な大手メディアでは、多様性を「押し付けられている」と感じている層もいます。映画を通じてマイノリティの話題を伝える際にも、「NGワード」に関する規制などで毎日戦っています。少しずつ改善はされていますが、まだ時間はかかりますね。

左から、映画ライター よしひろ まさみち 氏 / ブルックリンブルワリー・ジャパン株式会社 取締役副社長 梅田 和典 氏

松江 研: 少し話が逸れますが、私は『スタートレック』というSFドラマが大好きです。その中に登場する「IDIC(無限の多様性による無限の組み合わせ)」という言葉に感銘を受けました。生き物は一人ひとりすべて違っていて、その違いにこそ新しいものを生み出す可能性があります。相手がどんな人なのか、そこから何が生まれるのか、多様性に可能性を見出す意識を持つきっかけになりました。

平田 大(モデレーター): 素晴らしい気づきですね。一人ひとり違うからこそ、ぶつかり合いながらも生かし合っていくのですね。 そうした多様な世界を作っていく上で、ロードブロック(阻害するもの)となる課題にはどのようなものがあるとお考えですか?

梅田 和徳 自戒を込めて言いますが、ロードブロックは「自分自身」の中にあると思っています。シングルファザーとして息子を育ててきた中で、彼が学校に行きたくないと悩んでいた時期がありました。私は親として「こうすればいい」と解決策を提示し、型にはめようとしてしまいましたが、彼はそれを求めていたわけではありませんでした。それ以来、仕事でもプライベートでも、「普通はこうだよね」という言葉を絶対に言わないように気をつけています。

よしひろ まさみち: 世の中には「普通」を安売りする人が多すぎます。メディアの人からも「この表現って普通じゃないですか?」と言われることがありますが、「その言葉で傷つく人がいる」と説明しなければなりません。世の中はグラデーションでできているのだから、「自分は自分、あなたはあなた」と認めた上で、お互いの素晴らしいところを引き出すのが当たり前であるべきです。

左から、WeWork Japan Learning & Development, DEI担当 平田 大 (モデレーター) / lululemon Japan Regional Manager 松江 研 氏

平田 大(モデレーター): 私も若い頃、自分自身を「普通」という型に当てはめすぎていた時期がありました。「就職するのが普通」「この年齢で結婚するのが普通」といった狭い価値観を持っていましたが、アメリカへの語学留学で多様な人に触れ、価値観が180度ひっくり返りました。自分らしく行きたい方向に進んでいいのだと気づけた原体験があるため、相手を型にはめないように気をつけていきたいと改めて思いました。

一人ひとりが、多様性をつくる

今回のトークセッションを通じて繰り返し語られたのは、多様性とは制度だけで実現するものではなく、一人ひとりの意識と行動によって育まれるものだということでした。

相手を知ろうとする好奇心。「普通」という言葉にとらわれない姿勢。そして、自分自身の固定観念を問い続けること。それらの積み重ねが、誰もが自分らしく働き、生きられる社会につながっていきます。

イベント終了後の交流会では、WeWorkスタッフ有志による生バンドの演奏が会場を彩り、参加者同士がより気軽に交流できる和やかな雰囲気に包まれました。トークセッションで印象に残った言葉や気づきを共有しながら、それぞれの立場から「これからのDIVERSITY」について語り合う姿が見られ、参加者同士の新たなつながりや対話が生まれる時間となりました。

WeWorkスタッフ有志による生バンドと総合司会 WeWork コミュニティチーム 櫻井麻貴

交流会の様子

今回の「WeWork PRIDE NIGHT “これからの DIVERSITY”」では、多様性とは制度や仕組みだけで実現されるものではなく、一人ひとりが相手に興味を持ち、違いを尊重し、自らの固定観念を問い続ける姿勢によって育まれるものであることが、登壇者それぞれの経験を通して語られました。

「普通」という言葉に無意識に縛られていないかを見つめ直すこと、違いを新たな可能性として受け入れること、そして自分らしくいられる環境をともにつくっていくこと。その積み重ねが、多様性と包摂性のある職場や社会につながっていくというメッセージが、参加者一人ひとりに届けられました。

セッションを終えた登壇者の皆様

また、本イベントでは、「言葉の壁をなくす」をミッションに掲げ、お互いが母国語のまま対話し、深くわかり合える世界の実現を目指して、「ポケトーク」シリーズを世界各国で展開する、入居メンバーのポケトーク株式会社が、AI同時翻訳機 「ポケトークX(エックス)」を会場内に設置。参加者同士が言語の違いを意識することなく交流できる環境づくりを支援しました。

ポケトークX

WeWork Japanは今後も、誰もが安心して自分らしく働き、つながり、新たな価値を生み出せるコミュニティづくりを推進するとともに、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)の取り組みを通じて、多様性を尊重するカルチャーの醸成に取り組んでまいります。

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