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公開日:2021.07.29|更新日:2024.01.23

ABWとは?フリーアドレスとの違いは?働き方やメリットについて紹介

ABWとは?

ABWが注目されるようになった背景

ABWとフリーアドレスの違いについて

ABW導入のメリット

ABW導入のデメリット

ABW導入の手順

ABW導入前に検討すべき事項

WeWork でABWを実現した3社の事例

まとめ

従業員に適したワークスタイルが重視される現代において、さまざまな働き方を選べるようになりました。そこで注目を集めているのが、「ABW」と呼ばれる働き方です。ABWを導入することで、生産性の向上や働きやすい環境を実現できるとされています。

今回の記事では、ABWの働き方の概要や、混同されやすいフリーアドレスとの違いについて解説します。導入事例も紹介するので、自社での働き方改革の参考にしてみましょう。

ABWとは?

ABWとは、Activity Based Workingの頭文字を取った言葉で、従来のオフィス環境に革新的なアプローチをもたらす働き方のひとつです。ABWでは、従業員は固定された席に縛られず、柔軟に作業場所を選択できるスタイルを採用しています。このコンセプトは、作業内容やニーズに合わせて異なるスペースを活用し、効率的で自由度の高い働き方を促進します。

従業員はフリーアドレスを利用し、プロジェクトごとに最適なスペースを活用できます。オープンスペース、クワイエットブース、会議室など、多様なワークゾーンが設けられ、作業環境の選択肢が広がることで、創造性や生産性の向上が期待されます。

ABWの導入には、従業員間のコミュニケーション促進や柔軟性の向上など、様々なメリットがあります。一方で、個々の作業環境が変動することから、適応力や柔軟性が求められる一方で、十分なサポートやトレーニングが不可欠です。

ABWは従来の働き方に比べ、柔軟性や効率性を追求する先進的なアプローチとして、企業や組織の労働環境改善を目指しています。

ABWが注目されるようになった背景

近年、ABW(Activity Based Working)が注目を集めるようになった主な背景には、働き方の変革と効率的な業務遂行への要望が挙げられます。企業環境は急速に変化し、新しい働き方の導入が求められる中、ABWはその柔軟性と適応力から注目を浴びています。

一つの背景には、デジタル技術の進化が挙げられます。クラウドコンピューティングやビデオ会議の普及により、仕事の場所や時間に制約が少なくなりました。これにより、ABWでは従業員がオフィス外で作業することが容易になり、生産性向上と柔軟性の向上が実現されました。

また、新型コロナウイルスの影響により、リモートワークが一般的になりつつあります。ABWは、従業員がオフィスに出勤する必要がないため、感染症対策としても適しています。このような社会的な変化が、ABWの需要を一層高めています。

さらに、ABWは従業員のエンゲージメント向上にも寄与しています。従業員が柔軟に働ける環境は、働きがいを感じさせ、ワークライフバランスの向上につながります。これは企業にとって、優れた人材を引きつける要因となり、競争力を高める助けとなります。

総じて、ABWが注目される背景には、テクノロジーの進歩、社会構造の変化、従業員の働き方に対する新たな期待などが絡み合っています。これらの要因が組み合わさり、ABWが現代の働き方において重要な解決策として位置づけられ、注目を浴びるに至りました。

ABWとフリーアドレスの違いについて

日本国内ではABWに似た働き方に、フリーアドレスというワークスタイルが浸透しています。どちらも従業員にとって最適な場所で働けるスタイルですが、それぞれ考え方に違いがあります。

まずABWとは、業務内容に応じて従業員自身が働く場所を選べるスタイルです。オフィスだけでなく、カフェやフレキシブルオフィス、自宅などを働く場所にし、仕事ができることを目的としています。

一方、フリーアドレスは固定の席を設けず、オフィス内であればどこでも働けるスタイルです。ABWとの違いは、働く場所をオフィス内に限定している点で、従来と同じように会社に出社する義務があります。

合わせてこちらも:フリーアドレスとは?メリット・デメリットや導入方法を解説!

 

ABW導入のメリット

ABWを導入することで、従業員・企業それぞれにメリットがあります。具体的にどのような効果を得られるのか、3つのメリットを紹介します。

メリット① 従業員のモチベーション向上

業務内容や、そのときの事情に応じて、働きやすい環境を実現し、仕事への意識を高めることができます。会社への愛着心にもつながるほか、生産性が高まるなど、企業にとっても良い影響を与えます。

メリット② コミュニケーションの活性化

ABW導入により、柔軟な作業スペースがコミュニケーションの促進に寄与します。異なるチームや部署のメンバーが同じフロアで働くことで、情報共有やアイディア交換がスムーズに行われ、職場全体のコラボレーションが生まれます。このコミュニケーションの活性化は、優秀な人材の獲得にも寄与し、企業の成長を後押しします。

メリット③ オフィス維持の費用削減

従来のオフィスワークでは、全従業員の固定席を設置し、十分なスペースを用意しなければなりませんでした。一方、ABWのワークスタイルは固定席だけでなく、広すぎる会議室やワークスペースを削減し、維持費用を抑えられます。

メリット④ワークライフバランスが実現する

ABWの導入は、柔軟な働き方を通じて従業員のワークライフバランスの向上に寄与します。自律的な労働スタイルが可能となり、従業員は仕事とプライベートの調和を取りやすくなります。これがモチベーション向上やストレス軽減に繋がり、生産性と幸福度の向上につながります。

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ABW導入のデメリット

一方で、ABW導入に伴うデメリットも存在します。どのようなデメリットが生じるのか、あらかじめ確認しておきましょう。

デメリット① 従業員の管理が難しくなる

ABWのデメリットとして、従業員の管理が難しくなる点が挙げられます。固定席でのワークスタイルと異なり、ABWでは働きやすい場所を選べるため、従業員がどこで働いているのかを把握しにくくなります。また、勤怠管理が曖昧となり、人事評価システム自体を見直す必要もあります。

デメリット② セキュリティリスクが存在する

オフィス内であれば、ICTデバイスを外に持ち出す必要がなく、第三者への情報漏洩やデバイスの紛失などを防ぐことができます。しかし、ABWでのワークスタイルの場合、オフィス外に持ち出す機会が多くなり、必然的にセキュリティ管理を徹底しなければなりません。

デメリット③ 働き方を確立するまでに時間がかかる

ABWは、働き方を確立するまでに時間がかかる点もデメリットです。従来の固定席でのワークスタイルから、自由な場所での業務が可能となることで、イメージが湧きにくい従業員が増える可能性があります。自主性が求められるため、慣れない従業員や新人へのフォローも必要です。

ABW導入の手順

企業でABWの働き方を導入する際には、正しい手順を踏まえた上で取り組むようにしましょう。ここでは、導入時に欠かせない3つの要素について解説します。

手順① 職場・オフィスの状況を調査する

ABW導入時に、職場やオフィスの状況を調査する必要があります。オフィスで働きたいという従業員もいることから、アンケートや話を聞いて調べることが大切です。

手順② ABW導入が適切か判断を行う

また、ABW導入が適切かどうかを判断します。ABWの目的である生産性の向上や、従業員が働きやすい環境を実現する必要があるため、どの程度効果を得られるかを確かめた上で導入するようにしましょう。

手順③ ABW導入のレイアウトを考える

3つ目は、ABWに最適なレイアウトや業務環境を考えることです。既存のオフィスでABWを導入する場合、パーティションを取り除いたり、共同のワークスペースを設けたりし、従業員が快適に働けるような環境のレイアウトを計画します。さらに社外での勤務ではICTデバイスの支給も必要となるため、会社側で何を準備するべきか検討するようにしましょう。

詳しくはこちら:【スペースの科学】ABW実践のための究極ガイド

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ABW導入前に検討すべき事項

ABW(Activity Based Working)を導入する際に検討すべき重要な事項に焦点を当てます。 ABWの導入を検討する企業や組織は、柔軟な働き方に移行するにあたり、業務プロセスや従業員のニーズを的確に理解し、十分なサポート体制を整える必要があります。

社内制度やルールの作成

ABW(Activity Based Working)の導入を成功させるためには、適切な社内制度やルールの整備が欠かせません。まず、従業員に対する明確なガイドラインが必要です。これには、柔軟な勤務時間の設定や業務におけるコミュニケーション手段の明確な指針が含まれます。これにより、個々の従業員がABW環境で効果的に作業できる基盤が整います。

業務の透明性

業務の進捗や成果の報告に関する明確なルールが重要です。ABWでは従業員がオフィス外で仕事を行うことが一般的であり、適切な進捗管理が必須です。定期的な報告サイクルやコラボレーションツールの活用など、作業の透明性を確保する仕組みを構築することで、効果的な業務遂行が可能となります。

適切なコミュニケーション

従業員同士のコミュニケーションを促進するためのルールも考慮されるべきです。ABWでは異なる部署やプロジェクトのメンバーが同じフロアで働くことが一般的であり、効果的な情報共有やアイディア交換が期待されます。適切なコミュニケーション手段や会

WeWork でABWを実現した3社の事例

ABWは、日本国内での認知度が低いものの、いくつかの企業では導入されています。WeWork の利用により、ABWを実現した三つの企業の事例を紹介します。

1. ギークス株式会社

IT人材事業やゲーム事業などを展開する総合インターネットカンパニー、ギークス株式会社は、事業拡大に伴い人員が増加。移転先を探していたところ、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、機能分散とリモートワークを推進しました。

WeWork の、事業規模に合わせて柔軟にオフィスを調整できること、立地の良さや整った環境に魅力を感じ、どこでも働ける時代だからこそ、オフィスは「出社する価値を感じてもらえる場所」でありたいとの想いがあったといいます。移転後は、目に見えるかたちで部門同士の交流や従業員のモチベーションがアップしました。

参考:「オフィスは賃貸」という固定観念から脱却。「新しいことに挑戦していく」最適なオフィスは WeWork であると確信

2. 株式会社マーズフラッグ

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国内トップクラスのシェアを誇るサーチプラットフォーマーである、株式会社マーズフラッグは、新型コロナウイルス感染症の流行を受けてリモートワークを導入。オフィスのデッドスペースが増えたことと社内のコミュニケーションを活発にするために、移転を検討するようになりました。

WeWork が提供するオフィススペースの柔軟性と、各地のWeWork を利用できることで育児や通院の合間にも業務ができることにより従業員のモチベーションや生産性、ワークライフバランスの質が向上しました。

参考:マーズフラッグが実現する「新時代の働き方」とは

3. オープンワーク株式会社

渋谷スクランブルスクエア ラウンジ

就職・転職のための情報サイトOpenWorkを運営する、オープンワーク株式会社。事業拡大で人員が増えたことで移転を考えていましたが理想の物件に出会うことができないまま新型コロナウイルス感染症の流行により、フルリモート勤務への移行を余儀なくされました。オフィスはデッドスペースが増え、留守にすることも多くなり、総務業務やオフィスのあり方に悩んでいました。

WeWork のフレキシブルな契約体系と、専用スペースに加えて共有スペースや会議室など場所の制約がない働き方ができること、そしてオフィスを留守にしたときも総務業務の代行化をはかれる点から WeWork への入居を決意。

無駄のないオフィス運用と、従業員が好きなときに出社できる環境を整えることができています。

参考:総務を含めた管理部門の自由な働き方を実現。オープンワークの「フレキシブルなオフィス運用」に多くの成長企業が共感

 

関連記事:新しいオフィスのトレンドとは?WeWork でABWを実現した3社をご紹介

まとめ

ABWの特徴やフリーアドレスとの違いについて解説しました。従業員が働きやすい環境を実現し、生産性やエンゲージメントの向上につながるほか、企業にとっても優秀な人材を確保できるメリットがあります。本記事で紹介したABWの導入事例や、導入時のステップを参考にし、目的を達成できるように進めましょう。

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