更新日:2026.07.03

北海道初開催! 自治体サミットin札幌 〜なまら語ろう、北から始める未来会議〜

WeWork Japanは、地方自治体と企業のマッチングを通じて、オープンイノベーションの創出や地方創生の推進を目的としたイベント「自治体サミット」を定期的に開催しています。

2026年5月21日には、新拠点「WeWork THE VILLAGE SAPPORO」にて札幌初開催となる自治体サミットを実施しました。当日は北海道内の7自治体が登壇し、それぞれが抱える地域課題や将来のビジョンについて発信。企業と自治体が地域課題の解決に向けて対話を深める機会となり、新たな共創の可能性を感じさせるイベントとなりました。

<イベント概要>

自治体サミットin札幌 〜なまら語ろう、北から始める未来会議〜

日時:2026年5月21日(木)18:30-20:30

拠点:WeWork THE VILLAGE SAPPORO

登壇企業:

札幌市、石狩市、江別市、小樽市、上川町、上士幌町、斜里町(登壇順)

冒頭に、WeWork Japan 代表取締役社長 兼 CEO 熊谷 慶太郎 より、新拠点&最新の取り組みをご紹介しました。

「 WeWorkには、スタートアップから大企業まで多様な企業が入居しており、日々の交流を通じて、新商品や新サービスの開発につながるビジネスマッチングが数多く生まれています。

現在、国内約40拠点、世界約600拠点を利用できるグローバルなネットワークを展開しており、企業の成長や事業拡大を支える環境を提供しています。ハイブリッドワーク時代におけるコミュニケーションや組織づくり、人材獲得競争への対応、スタートアップにおける福利厚生の充実など、経営層が抱えるさまざまな課題に対してソリューションを提供できる点が、WeWorkを選んでいただく大きな理由の一つとなっています。

5月にオープンした「WeWork THE VILLAGE SAPPORO」は、札幌駅と大通駅を結ぶ地下歩行空間に直結し、天候に左右されることなくアクセスできる利便性の高い立地に開設しました。ビル共用ラウンジとWeWorkラウンジを一体的に活用できる設計となっており、100名を超えるイベントにも対応可能です。加えて、プライベートオフィスや会議室、フォンブース、ペアレンツルームなど、多様な働き方を支える設備も充実しています。

また、札幌への進出を機に、私たちは地域社会への貢献や地方創生にもより一層力を入れていきたいと考えています。その一環として札幌市と連携協定を締結し、スタートアップの創出・育成、地域エコシステムの形成、企業誘致などに取り組んでまいります。

地域ごとに異なる課題や可能性に真摯に向き合い、自治体や企業の皆様と連携しながら、新たな価値の創出と持続的な地域発展に貢献していきたいと考えています。」

WeWork Japan 代表取締役社長 兼 CEO 熊谷 慶太郎

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7自治体によるピッチ:地域課題の共有と共創のヒント

当日は、北海道内の7自治体が登壇し、それぞれの地域が抱える課題や今後のビジョンについて発信しました。

また、会場では参加者がスマートフォンからリアルタイムで質問やコメントを投稿・閲覧できる専用アプリを導入。登壇者と参加者が双方向でコミュニケーションを図れるインタラクティブな場となり、地域課題や連携の可能性について活発な意見交換が行われました。

① 札幌市

 札幌市の人口減少に対する危機感と、民間企業と共に課題解決を目指すためのワンストップ窓口『SAPPORO CO-CREATION GATE』を紹介

「札幌市は現在、本格的な人口減少局面に入っており、都市機能の維持や複雑化する市民ニーズへの対応が課題となっています。これらを解決するため、民間事業者様との連携をスムーズに実現する官民連携に関するワンストップ窓口として札幌市官民連携窓口『SAPPORO CO-CREATION GATE』を開設しました。 本市の社会課題をビジネスで解決する企業の皆様をお待ちしております。提案の受付から事業化のコーディネートまで、行政の縦割りを排した一気通貫の伴走支援を提供させていただきます。」

② 石狩市

再生可能エネルギーの活用やデータセンター誘致などの取り組みと、南北で異なる地域特性から生じる独自の課題について説明

 

「石狩市は札幌市のベッドタウンであり、工業団地や洋上風力発電などがある南側と、人口密度が低く自然豊かな北側という、真逆の地域性を持っています。課題として、再生可能エネルギーの地産地活を目指す『脱炭素化の実現』、データセンター等を活用した『地域産業のDX』、そして『地域内格差の是正』の3つを掲げており、これらを解決できるGX・DX産業の企業様を求めています。スタートアップの実証実験に補助金を出す事業も公募しております。(今年度は公募終了)

③ 江別市

大学や高校が集積する江別市ならではの課題として、中高生向けの居場所づくりに向けたパートナー企業を募集

「江別市は市内に大学が4つ、高校が5つある学生の多い街です。しかし、現在中高生にとって心地よく、自分らしくいられる居場所がないことが課題です。既存の施設を活用し、心からくつろげる空間や体験を提供し、将来『江別に帰りたい』と思ってもらえる場所にしたいと考えています。自治体にはノウハウがないため、若者の声に耳を傾け、中高生の支援実績がある企業様と一から作り上げていきたいです。」

④ 小樽市

観光都市としてのオーバーツーリズム問題と、実証検証の場としての小樽市の活用について紹介

「小樽市は実証検証の町を目指しています。観光都市ならではのオーバーツーリズムが課題となっており、観光の分散・平準化やマナー問題などに対するノウハウを持つ企業様を募集しています。雪や坂が多いというネガティブな要素も、ビジネス展開の検証フィールドとして活用していただけます。今年3月には官民連携プラットフォーム『Otaru Open Base』を立ち上げ、窓口を一本化しました。」

上川町

人口3000人の規模を活かしたスピード感のあるまちづくりと、多様なパートナーシップの推進について紹介

「上川町は人口3000人の小さな町ですが、だからこそスピード感を持って動くことを心がけています。役場も地域事業者もワンチームになり、コロンビアスポーツウェアとの連携など、企業にどんどん入っていただいています。年間185万人の観光客との接点が持てる実証フィールドもあります。ESGや自然環境に興味がある企業様、行動力のある方々と一緒に動いていきたいです。」

⑥上士幌町

デジタル推進の取り組みとして、関係人口の可視化や、自動運転・ドローン実装の次なる課題について紹介

「上士幌町は脱炭素先行地域として、家畜のふん尿からバイオガス発電を行っています。また、『ふるさと住民登録制度』のアプリを活用し、関係人口を可視化して次の経済活動に繋げることに取り組んでいます。情報発信の一元化も課題です。移動と物流のDXとして自動運転やドローン飛行の実装を進めていますが、インフラとの連携やコスト面での課題があり、共に伴走していただける企業様を探しています。」

⑦ 斜里町

知床の世界遺産を活かしたサステナブルな町づくりと、キャラクターを通じた企業連携の事例が紹介

「斜里町は知床の世界遺産があり、海と川と森の命のサイクルが特徴です。『知床トコさん』というキャラクターを活用し、グッズの売上を町づくり会社の人件費に充てるサイクルを作っています。THE NORTH FACEとの包括連携では、コラボ商品を販売し、売上の一部を森づくりに寄付していただいています。北海道大学との連携も行っており、自然豊かな町で一緒に課題を解決できる企業様をお待ちしております。」

自治体によるピッチ終了後には、登壇自治体の担当者と参加企業が直接交流できるネットワーキングセッションを実施しました。参加者は地域課題や事業構想について活発に意見交換を行い、新規事業の創出や共創に向けた具体的な接点づくりの機会となりました。

交流会の様子

会場では企業と自治体の垣根を越えた交流が活発に行われ、多くの名刺交換や情報交換が実現。北海道エリアにおける新たな企業交流・コミュニティ形成の場として機能するとともに、複数のマッチングの芽が生まれました。今回の交流をきっかけに、今後3〜5件程度の商談や連携検討へ発展することが期待されています。

新たにオープンした「WeWork THE VILLAGE SAPPORO」をハブとして、官民連携による新たなネットワークが形成され、地域課題の解決や新たなビジネス創出へとつながる可能性を感じさせる、実りあるサミットとなりました。

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