
WeWork の特徴と利便性
スタートアップフェーズ別に見るWeWork 活用法
成功事例:WeWork を活用した企業の取り組み方
まとめ

あらゆるフェーズにおいて、柔軟な環境と迅速な意思決定が求められる現代の企業。特に、様々な課題に直面する「会社の船出」を成功させるためには、単に優れたアイデアや人材が集まるだけでは不十分なのが現状です。今回は、WeWork で日頃メンバー(ご入居者様)をサポートするコミュニティマネージャーの視点から、スタートアップが事業開発や採用活動をより良く進めるために WeWork をどう活用できるか、詳しく解説します。
WeWork の特徴と利便性
WeWork は、単なるコワーキングスペースにとどまらず、企業の成長を支援するための強力な「ツール」となり得ることをご存じですか?スタートアップにとって、WeWork の柔軟かつ多彩な空間は頼もしい存在なんです。
フレキシブルなオフィススペース
WeWork では、企業が必要とするオフィス環境を柔軟な契約形態と多彩なサービスで提供しています。短期間のプロジェクトから長期的な事業計画まで、企業の成長に合わせてオフィス規模を変更することができるため、コスト面でも効率的です。これにより、新規事業を始める際のリスクを最小限に抑え、進行中の事業に必要なリソースを最適化できます。
多様な業種との交流
WeWork には、企業規模を問わず、多くの企業が集まっています。そのため異業種の企業と自然に接する機会が多く、そこから新たなビジネスチャンスやアイデアを得ることができます。とりわけ事業立ち上げや新規事業開発においては、他業種の成功事例やノウハウを吸収することも重要です。
リモートワークやハイブリッドワークの支援
近年、リモートワークやハイブリッドワークが当たり前となり、企業の働き方も多様化しています。WeWork では、リモートワークにも対応した柔軟なオフィス環境をご用意。東京都内だけでも30箇所以上の拠点があり、用途や数が充分揃った会議室や電話ブースも完備しているため、チームメンバーがそれぞれのライフスタイルに合わせて働けます。
スタートアップフェーズ別に見るWeWork 活用法
スタートアップの立ち上げにはいくつかのフェーズがあり、それぞれの段階で求められる環境やリソースが異なります。WeWorkをどのように活用すると良いか、フェーズごとに詳しく見ていきましょう。
1. シードフェーズ(Seed Stage)
シードフェーズは、スタートアップの成長段階の中で最も初期段階を指します。主な目的は、事業のアイデアを具現化し、プロトタイプを作成することです。
このフェーズはアイデアをビジネスに落とし込み、成長の土台を築く非常に重要な時期である一方、企業活動にかけられるリソースそのものが限られています。そのため、低コストかつ柔軟で変化に対応できる環境を選択するのが適しています。
事業における観点では、次のステップ(いわゆる「シリーズA以降」)へ進むために、市場のニーズにマッチしたプロダクトやサービスの提供や投資家や支援者の信頼獲得に向け実績を積み重ね、資金調達に備えることが肝要です。
シードフェーズのスタートアップが、WeWork をどう活用できるのか、具体的に見ていきましょう。
オープンなコミュニティ:
WeWork では、多様な業種やバックグラウンドを持つ人々が集まるため、新しい視点や刺激を受ける機会が豊富にあります。日常的に他のスタートアップやフリーランスと交流することで、最新の業界動向をキャッチしやすくなり、事業アイデアをブラッシュアップするヒントを得られます。また、同じくスタートアップの立場で奮闘している企業とつながれば、互いに協力し高め合うネットワークを構築できます。
ブレストを効果的に実施する:
WeWork のラウンジや共用スペースはオープンでリラックスした雰囲気が漂っており、アイデアを自由に出し合う場に最適です。アクセスにも優れているためチームメンバーが集まりやすく、カジュアルな会話の中から思いがけないアイデアや画期的な視点が生まれることも少なくありません。

例えば、椅子を置かずに立ったまま話すスタンディングミーティング。WeWork にはハイデスクやホワイトボードがあらかじめ備え付けられたスタンディング会議室をはじめ、多彩なタイプの会議室が揃っています。近年、スタンディングミーティングを取り入れる企業も増えているようですが、WeWork はミーティングの用途に応じて会議室を選べ、その場でクイックに話を始められるため、会議の時間短縮や生産性向上も期待できます。
イベント参加でインスピレーションを得る:
WeWork では定期的にワークショップやネットワーキングイベントが開催されています。他業種の成功事例を学ぶことができます。さらに、他の入居企業と共同でイベントを行うことで、自社の視点だけでは気づかなかった新しい発想が得られる可能性が広がります。
初期コストの削減:
高速WiFi・プリンタ・さまざまな用途に対応できる会議室といったオフィス環境がWeWork ではすでに整っており、オールインクルーシブ* のサービスを受けられるのが特徴。オフィスにかかる固定費を抑えつつ、自社ならではの環境を構築できます。
*ご契約のプランにより異なります。
*プラン詳細は こちら をご覧ください。
2. アーリーステージ(Early Stage)
アーリーステージは、プロダクトの開発が進み初期ユーザーの獲得や資金調達を進めていくフェーズです。組織規模が少しずつ大きくなるため、より適切なオフィス環境が必要になります。多くのスタートアップは、この時期にシリーズA・シリーズBの資金調達を行い、事業を拡大させるための基盤を築きます。
この段階で重要なのは、チームの拡大と組織づくりです。
エンジニア、マーケター、営業、カスタマーサポートなど、事業拡大に必要なメンバーをいかに採用するかが重要になるのに加えて、組織文化やオペレーションを整え、スムーズな業務運営を目指していく必要もあります。やることが多いなかで、より効率よく進めていくにはどうすればいいか、判断していく機会が増えるのではないでしょうか。
アーリーステージのスタートアップが、WeWork をどう活用できるのか、具体的に見ていきます。
専用のオフィススペースを確保:
チームの成長に応じてよりプライベートなオフィス環境を確保することで、業務の集中度を高め、生産性を向上させることができます。オープンスペースや共有デスクのみではなく、会議室や専用オフィスを活用すれば、機密性の高い会議やデリケートな業務も円滑に進められます。また、オフィスのカスタマイズを通し自社のブランドイメージを反映した空間設計を行うことで、従業員のエンゲージメント向上にもつながります。
投資家とのネットワーキング:
多種多様なネットワーキングイベントが日頃盛んに行われているWeWorkの各拠点。ピッチイベントやカンファレンスに参加することで、事業内容を直接アピールできる機会が増え、資金調達の可能性が広がります。また、WeWork コミュニティ内のスタートアップやVC(ベンチャーキャピタル)と定期的に交流することで、パートナーシップの機会も生まれ、新たなビジネスの展開が期待できます。WeWork のイベントやコミュニティを活用し、資金調達の機会を広げてみませんか?
リクルーティング強化:
WeWork に入居する他の企業やフリーランスとのネットワークを活用し、優秀な人材を獲得する企業もたくさんいらっしゃいます。例えば、イベントでのカジュアルな会話に参加すれば、新しい才能を発掘しやすくなる利点も生まれます。また、各拠点に所属するフリーランサーや個人事業主などのプロフェッショナル人材と柔軟な雇用形態を結ぶことで、より幅広い人材プールにアクセスできる利点も。お困りの際は、コミュニティにぜひ相談してみてくださいね。

3. グロースフェーズ(Growth Stage)
スタートアップが本格的な成長・拡大を目指す段階の「グロースフェーズ」。事業拡大が進み、より多くの人材が必要となるため、オフィスの柔軟性や拠点の拡張が欠かせません。一気に市場シェアを拡大し、業界のリーダーを目指すためには、プロダクトの市場適合(PMF)が確立されており、収益モデルが機能している状態であることが前提となります。
グロースフェーズのスタートアップが、WeWork をどう活用できるのか、以下の通り詳述しました。
拠点を柔軟に拡大する:
事業拡大に応じて、複数の都市にオフィスを展開できます。また、事業の成長に合わせて、国内外の複数都市にオフィスを展開することも。WeWork のグローバルネットワークを活用することで、新市場への進出がスムーズになり、現地のビジネス環境に素早く適応できます。また、一時的なプロジェクトや短期間の拠点設立にも対応できるため、コストを抑えながら機動的に事業を展開できます。柔軟な拡張性は、企業のスケールアップやグローバル展開を視野に入れた際に、大きな利点となります。
企業ブランディングの強化:
WeWork なら、高水準なビルセキュリティを備えた各地のシンボルタワーや駅近のハイグレードビルにご入居いただけます。便利で快適な環境で、従業員や来訪者の満足度向上につながるだけでなく、クライアントや投資家に対してプロフェッショナルなイメージを構築することができます。
業務最適化:
ワンフロア専有での活用といった、エンタープライズ向けのWeWork 専用オフィスプランを利用し、事業の効率性をさらに高めることもできます。例えば、全社の機能が一つのフロアに集まれば、部門ごとの連携を強化でき業務の流れも最適化されます。また、自社専用の会議室やラウンジを備えたオフィス環境を整えることで、従業員の働きやすさを向上させ、より戦略的な業務遂行も可能になります。これにより、業務プロセスの合理化だけでなく、組織全体の生産性向上にもつながります。

成功事例:WeWork を活用した企業の取り組み方
実際にWeWork を活用して事業を成功させるスタートアップが増えています。
以下、例を挙げてみます。
株式会社テンダ・アーキビジョン株式会社
WeWork のピッチイベントがきっかけで協業へ至った2社。
スマホアプリ開発のコンペに参加し、見事案件を受注。プロジェクトは現在も進行中です。
https://wework.co.jp/contents/interview/column91
アスエネ株式会社
大きなスペースを1社単独で使えるワンフロア占有で WeWork を契約。
社員同士のコミュニケーションも増え、採用活動もスムーズに。
https://wework.co.jp/contents/interview/column83
まとめ
スタートアップ成功の鍵は、柔軟な環境と優れた人材を活用することです。WeWork の提供する多様なサービスやネットワークを最大限に活用することで、短期間で新しい事業を立ち上げ、必要な人材を確保することが可能になります。スタートアップにとって、WeWork は単なるオフィスではなく、成功へ導くための強力なパートナーとなるでしょう。
米・ニューヨーク発の WeWork は、グローバル37か国600拠点以上* に展開しています。日本国内では2018年2月にサービスを開始。現在は、2024年1月に設立したソフトバンク株式会社100%子会社のWWJ株式会社(WeWork Japan)が WeWork の運営を担い、日本国内7都市約40拠点* でフレキシブルオフィスを展開しています。創造性や生産性が高まる空間デザインを用いたワークスペースにおいて、月単位での契約、1名から数百名規模におけるオフィスの拡大・縮小、国内30拠点以上の共用エリアの利用が可能になるプロダクトなど、柔軟なオフィスソリューションを提供しています。 *2025年2月時点
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