更新日:2023.04.25
豊洲市場に近い地の利を最大限に活用。WeWork Daiwa 晴海 に営業拠点を移したNAX JAPAN株式会社が WeWork を選んだ理由
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豊洲市場内の旧事務所に感じていた限界。オフィス業務に適した環境を求める声
入居の決め手は、柔軟な運用が可能なこと
集まる場所ができて「コミュニケーションの壁がなくなった」
WeWork のサービスで社員や取引先とのコミュニケーションが活性化
国際・国内の航空貨物輸送代理業を営む NAX JAPAN株式会社。同社の東銀座営業所輸出グループの現場のひとつが豊洲市場です。早朝に豊洲市場へ集まった新鮮な水産物などは、取引されて海外にも運ばれていきます。海外では日本食ブームによって日本の水産物の人気が高まっており、輸送手続きを代行する同社もリソースを強化。2022年11月には、東京・豊洲市場にも近い WeWork Daiwa 晴海 に豊洲オフィスを新設しました。WeWork 利用の背景にはどのような事情や思いがあったのか、同社東銀座営業所輸出グループ豊洲チームマネージャーの山本 直諒さんにお伺いしました。
課題
・事務所として利用していた豊洲市場近隣のオフィスは、窓がない閉鎖的な環境だった
・移転先候補として、市場近くの別の場所や近郊エリアのオフィスビルも検討したが、適した環境が見つからなかった
・旧事務所にはスタッフ間の交流を深めるスペースがなく、チームの活性化に限界を感じていた
効果
・旧事務所は出張所(更衣室兼休憩所)として残し、オフィス機能は WeWork Daiwa 晴海 に移転。開放的な雰囲気の中、明るい気持ちで仕事ができるようになった
・イニシャル費用やランニング費用を抑えて、フレキシブルなオフィス拡張・移転が可能な WeWork を利用することにより、数年後の再移転の可能性を残したまま、現時点では最適なオフィス環境を手に入れられた
・ WeWork ではコーヒーやビールを手にコミュニケーションが活性化。マネジメントがしやすくなり、従業員同士のコミュニケーションも活発になった
豊洲市場内の旧事務所に感じていた限界。オフィス業務に適した環境を求める声
── 業務の概要を教えてください。
当社は1998年7月に「国際貨物の輸出入業務を取り扱う会社」として設立されました。カテゴライズとしては通関業者であり、具体的には輸送から通関までの流れ(輸出入する貨物の品名・種類・数量・価格などを申告し、必要検査を受けた後、税関から輸出入の許可を受ける手続き)を総合的にサポートしています。
全体で172名が在籍しており、国内では東銀座本社のほか、成田営業所、成田市場センター、成田空港内事務所、羽田営業所、平和島営業所、平和島センター保税蔵置場、東銀座営業所(本社内)、豊洲オフィス、大阪営業所に分かれて仕事をしています。
── WeWork Daiwa 晴海 へ入居するまでの経緯を教えてください。
豊洲オフィスを拠点とする豊洲チーム(12名)は、主に豊洲市場に入ってくる水産物を取り扱っており、豊洲市場で荷物の受託業務と営業を担当しています。 WeWork Daiwa 晴海 に来る前は、早朝の豊洲市場での現場業務を終えた後、豊洲市場のすぐ近くにある事務所でオフィス業務を行っていました。
── 前の事務所には、どのような課題があったのでしょう?
市場での仕事の中にはターレ(市場で使う運搬車)からの荷物の積み下ろし作業などもあるため、作業着に着替える必要があります。豊洲チームは男性10名、女性2名のチームで、デスクワークをする場所と着替える場所が同じ空間にあることが大きな課題でした。また、その部屋には窓もなく、閉鎖的な印象でした。通常の事務所として利用するにも、適した環境とは言えませんでした。
── 従業員からも改善の要望が挙がっていたのでしょうか?
そうですね。でも、どちらかといえば会社のカルチャーを変えたいという思いのほうが強かったと言えます。「他人の目を気にせず業務に集中できる」というメリットがあるものの、閉鎖的な環境は気になっていました。
現在、全社的に働く環境の改善に取り組んでいます。豊洲チームの働く環境を改善しようと市場内を中心に移転先を探しましたが、すでに空きがない状況でした。当社はいわゆる魚屋さんでないため、市場では新規のテナント契約も簡単にはいきませんでした。
── 市場内に事務所があれば、業務の上では便利にも思えます。市場外に事務所を構えることに抵抗はありませんでしたか?
「働く環境としてどうか?」を考えると、マネージャーとしては、従業員に我慢を強いることはできないと考えました。
入居の決め手は、柔軟な運用が可能なこと
── その後、豊洲エリアで移転先を探されたのでしょうか?
はい。しかし、満足できる物件に出会えませんでした。豊洲市場周辺には、働くのに適した物件が少なく、晴海やお台場まで範囲を広げて探さなければなりませんでした。移転先が見つからず困っているときに、 SNSで WeWork の広告を見ました。調べてみると、豊洲市場の近くにも拠点があることがわかり、 WeWork Daiwa 晴海 を内覧しました。そして「豊洲市場から徒歩圏内」「物理的にも心理的にも開放感あふれるオフィス環境」「フレキシブルな拡張と移転が可能」などの条件を満たすと判断し、「移転先はここだ」と直感しました。
社内決裁を得るため提案書なども作成しましたが、決め手となったのは、社長や常務を WeWork Daiwa 晴海 に連れてきたことです。すぐに「ここにしよう」という反応をもらえました。
── 社長や常務は、具体的にどのような点で入居を決断されたのでしょうか?
印象深かったのは、新入社員説明会についてのやりとりです。本社(東銀座)には数十名を収容できるスペースがありません。でも WeWork に入居すれば、必要なときだけ大きめの会議室を予約すればよいため、ファシリティーコスト削減の利点は経営へのインパクトが大きく、好材料だと判断したようでした。
内覧は2022年10月で、翌11月には入居していました。旧事務所から近いため会社の機材や什器を社用車で運べたという事情もありましたが、内装工事や通信契約などが必要な一般賃貸物件への入居と違い、移転を決断してからはかなりの速さで新オフィスを構えることができました。
集まる場所ができて「コミュニケーションの壁がなくなった」
── 最大16名が利用可能な専用オフィスプランを契約されました。
WeWork の営業の方に、ちょうどよいサイズのオフィススペースを用意してもらいました。現在、豊洲チームは12名ですが、さらなる増員を検討しています。事業が伸びているため、先に増員を検討しなければならなくなるかもしれません。 WeWork の契約の柔軟性に期待しています。
── 実際に入居されていかがですか?
豊洲市場から WeWork Daiwa 晴海 までは自転車なら5分程度、徒歩でも15分程度です。私は徒歩で行き来することも多いのですが、景観がよく、気分転換に最適です。 WeWork のオフィスも、シンプルで綺麗、広いうえに日が差し込んで明るいですね。メンバーの表情も明るくなったように感じています。
── 働き方の変化はありましたか?
私の立場から言うと、ひとりひとりの仕事がよりよく見えるようになり、マネジメントしやすくなりました。また、「他の人から見られるオフィス」へ移動したからか、環境にあわせているのかは不明ですが、身だしなみに対する意識も変わりました。今後、働き方にも良い影響が現れてくるのを期待しています。
「移転したら業績が向上した」という実績はまだ数値に表れていませんが、従業員のモチベーションは確実に上がっており、特にコミュニケーションの量と質が大きく変わりました。
共用スペースでは社長と従業員が定期的にランチ会を開催するなど、みんなで会話する機会が増えています。市場内事務所だけを利用していたころは、付き合いがある会社の事務所スペースを一部間借りして業務にあたるスタッフもいたため、結果として豊洲チームのつながりが分断されている状況でした。もちろんどんな環境下でもLINEやZoomなどのツールを使えばコミュニケーションがとれますが、それにも限界はあります。全員がひとつに集まる場所ができ、コミュニケーションの障壁がなくなりました。
WeWork のサービスで社員や取引先とのコミュニケーションが活性化
──WeWork のパントリーでは、コーヒーやお茶、ビールなどを提供しています。社内外のコミュニケーション活性化のツールとして活用されていますが、御社ではいかがでしょうか?
社内だけでなく取引先とのコミュニケーションツールとしても活用しています。それだけが理由ではありませんが、ビールがあるとお伝えすると「新オフィスに行ってみたい」と言ってくださる取引先も多いですね。同じ WeWork メンバーである取引先の方々と一緒に楽しむこともあります。
── 今後どのように WeWork を活用していきたいとお考えですか?
移転後すぐに12月の繁忙期を迎えたこともあり、WeWork の本格的な活用はこれからだと考えています。ただ、現時点で言えることは、自分たちの職場をよりオープンに、そしてフレキシブルに変えていけることはとても新鮮で、これからがとても楽しみです。この新たな拠点で、チームを成長へと導いていきたいです。
* 本記事は2023年1月に実施したインタビューを元に作成しています
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