公開日:2022.11.30|更新日:2023.07.12

いろいろな人が働く姿が「見える」環境でモチベーションアップ。株式会社カウシェが語る、WeWork のメリットとは

WeWork の「いろいろな人がいる」という価値を選んだ

先行き不透明な中で、ビジネスのグロースに注力するための WeWork

「ひとりじゃない」空間で働くことの大切さ

ブランディングツールとしての WeWork

友人や家族、SNSのだれかと一緒に購入することで、欲しいものをお得な価格で手に入れられる「シェア買い」アプリ、カウシェ。「世界一楽しいショッピング体験をつくる」というビジョンのもと作られたこのアプリは、2022年9月に累計100万ダウンロードを突破するなど、2020年の創業以来、多くの人に新しいショッピング体験を提供しつづけています。いま最も勢いがあるスタートアップ企業のひとつである株式会社カウシェは、2021年3月より WeWork リンクスクエア新宿 を利用されています。コーポレート部門を担当する鍵原 季宏氏とPRを担当する原田 七穂氏に、WeWork を選んだ理由や更新時に増床を決めた背景、使ってみてわかった思いがけない効果や意外な使い方について伺いました。

── 御社の事業について教えてください。

鍵原:株式会社カウシェは、2020年4月に代表取締役CEOの門奈 剣平が創業し、7月にCPOとCOOが加わり創業チームが正式に発足しました。同年9月にアプリ「カウシェ」をリリースしたのが最初で、今に至るまで少しずつ成長してきています。私は、2021年12月からコーポレート全般の担当者として働いています。

鍵原氏

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原田:昨今の物価高の影響もあり、この一年で私たちのアプリを使ってくださるお客様がぐっと増えました。また、今年10月にはパートナー事業者の表彰や、今後のサービスの方向性について発表するKAUCHE AWARD(カウシェアワード)を開催するなど、パートナー事業者、お客様、そしてカウシェの三方の関係性がしっかりと構築されつつあり、ビジネス全体の成長を感じています。

WeWork の「いろいろな人がいる」という価値を選んだ

── WeWork への入居をご検討いただいた経緯についてお伺いできますか?

鍵原:私たちのビジネスは、代々木上原にある、門奈の両親が経営する飲食店の地下にあったバックヤードから始まりました。そこに門奈を含む3名の創業チームと数名のインターン生が集まり、2か月でサービスをローンチしたのです。

かかわる人数が増えてきたので広い場所への移転を考えた際の問いが「固定オフィスを借りるか? それともWeWork に入るか?」でした。当時を振り返ると「創業したばかりで固定オフィスを構えることがベストだろうか?」という気持ちや「フレキシブルであることが大事なのではないか」と考えていました。

──  WeWork を選んでくださった理由は?

鍵原:WeWork の他にも、シェアオフィスをいくつか検討しました。価格はどこもそれほど大きく変わらず、費用をとにかく抑えたいのであればそれなりのサービスや内装のスペースを借りられます。しかし WeWork は、集まっている人の感じがとても良いと感じました。他のシェアオフィスと比べたら少し高いかもしれませんが、落ち着いた雰囲気で安定してビジネスを営む人が入っているという印象でした。まだ多拠点利用ができるメリットを使いこなせていませんが、入居している人の属性という面で安心感を覚えています。

原田:自由に行き来できるフロアが四つあることが決め手となり、WeWork リンクスクエア新宿 を選びました。一般的な賃貸物件を利用したり、自社ビルを持ったりした場合、WeWork のような固定化されすぎない環境は手に入れられません。また、フロア規模の大きさも他の選択肢では実現できないと感じました。

鍵原:私自身は、「オフィスとは何か?」を考える際に、二つのポイントがあると思っています。固定されたオフィス、つまり「僕らの場所」に来て仲間と会うのが良いのか、それとも、仲間ではないが同じ空間に人がいる「みんながいる場所」としてのオフィスが良いのか、という二点です。まだ自分自身の中で明確な答えが出ていないのですが、これから一年の間 WeWork にいると決めたのは、「みんながいる場所」つまりいろいろな人がいるという価値を選んだと言えると思います。

先行き不透明な中で、ビジネスのグロースに注力するための WeWork

── 入居一年で増床を決断された理由は何でしょうか?

鍵原:入居当初は、ここ(WeWork リンクスクエア新宿)の13階にある10名用の専用オフィスを借りていました。その後に急成長し、更新のタイミングでセールス担当の方から増床の提案をいただきました。ちょうど資金調達ができたタイミングだったこともあり、ディスカウントの話もいただいたので、「増床するぞ」と26名用の専用オフィスを借りました。

今でもちょっと大きくしすぎたのではないかと時折思うこともあります。今から一年前の当時は正社員8名に加えて業務委託が大勢いるという状況で、使っていたオフィスはたしかに手狭でした。それをコロナ禍の将来が見通しづらい中、創業間もないスタートアップが一年先のオフィスのあり方を決め、サイズを4倍にするという大きな投資を行うことは、大いに悩み決断したが、少しだけ迷いが残る結果だったのだと私は思っています。

しかし私は常々、「とはいえ、前のオフィスのサイズ、広さ、環境を今のオフィスと比べてみると、見る人の安心感が違う」「目に見えないメリットとして安心感を提供できていることは、すでに三十人規模の会社になった現在の自分たちの姿につながっているのではないか?」と門奈に話しています。採用が増えて更新後数か月で増床、また数か月後に増床が発生していただろうことを想像すると、当時の決断は決して間違ってなどいなかったのではないかと考えています。

3分でわかる WeWork

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また、今回の更新にあたっては、固定のオフィスを持つか持たないかを検討しました。「自分たちの拠点をどう作るか?」という、オフィスのあり方について次の段階に入ったものの、まだこれからの一年はビジネスをどうグロースさせるかのほうが大事です。

「ひとりじゃない」空間で働くことの大切さ

── WeWork へ入居いただいてから一年経ちましたが、実際に使っていただいた感想は?

鍵原:私たちはフルリモートワークを取り入れたハイブリッド型の働き方を採用しているため、26名のオフィスキャパシティに対し、常時10名程度が利用しているという感じです。「満床」という意味では使いこなせていませんが、26名のための席を常時設けているというよりも26名というキャパシティを目安に「人が集まれる空間があること」そのものが良いと思っています。

実は、更新の際に WeWork を出るかどうかも考えていました。ただ、「オフィスに来る」ことを考えたときに、その目的は「社内の人(仲間)と会う」というのもありますが、他のビジネスパーソンが「いる」という環境であることも意外と大切なポイントなのではと感じています。WeWork リンクスクエア新宿 は13階から16階まであって、どの階にも人がいます。知らない人であったり、弊社とは直接関係がない企業の人であったりしますが、そういう多様な背景を持った個人がそれぞれの場所で仕事をしている風景というのが、特にオフラインのときに大事だと考えています。リモートワークをしていると、ふと孤独感を感じる時もあると思いますが、WeWork ならいろいろな人が働く姿が「見えて」います。

原田:たとえば、私たちの会社はフルリモートが可能なので在宅勤務のメンバーが多いのですが、オフィスのほうが集中できる、メンバーと会話しながら仕事をしたいと思う人もいます。ひとりきりで仕事しつづけると根を詰めてしまったり、ひとりで抱えこんでしまったりすることもあるので、社内外関係なくだれかと一緒にいたほうが良い意味での緊張感があったり、安心を感じることもあると思います。私はそれがオフィスの価値だと考えていますし、この点からも WeWork に入居してよかったなと思っています。

鍵原:他の入居メンバーと個人としてつながりたいというよりも、「他の人がいる」ということに価値を感じています。オフィスや共有スペースで世間話をしていたり、会議をしていたり、考えごとをしていたりする空間で「ひとりじゃない」と感じられるような体験を WeWork でしてほしいと願っています。

ブランディングツールとしての WeWork

──  WeWork で気に入っている点はありますか?

原田:私はPR担当なので外部の方とのやりとりが多いのですが、WeWork に入居していますとお伝えすると、安心感を持っていただけると感じます。私自身、スタートアップ界隈に長くいるのですが、一昔前のスタートアップは投資元のオフィスの一角を間借りするとか、マンションの一室を借りるとかがほとんどでした。最近は WeWork に入居していることで安定しているスタートアップだとパートナーやステークホルダーから思われたり、良いブランディングができているのでは、と思います。

また、社員同士の会話で盛りあがるのが、ビールやエスプレッソマシンですね。特に新規採用の方が来ると「ビールが飲めるんですか?」とか「STREAMER*なんですか?」と驚きと喜びの声をいただいたりします。新入社員を歓迎するときや、金曜日の仕事終わりにちょっと一息とかふと思い立ったときに飲みに行けるのが素敵ですね。

共有スペースのソファや各所にあるちょっとしたアートが可愛くて気分が上がるよね、という会話もよく聞きます。16階にあるオネスティマーケット(セルフサービスタイプのストア)も便利で助かっています。

*使用されているコーヒー豆は拠点によります

鍵原:WeWork は他のオフィスに比べても天井が高く窓が大きいという印象があり、開放感が違いますね。あとやはり、新宿御苑が見渡せるのが最高です。アクセスも抜群ですし、人が多く活気があふれている。足を踏み入れた瞬間からのオフィス体験が強いのが大きな特徴だと思います。

コミュニティチームの皆さんとも、定期的な面談だけでなく、郵便や荷物を取りに行く時にコミュニティバーでおしゃべりをしてオフィスに戻ってくるなど日常的にコミュニケーションをとっています。自分が属するコーポレートチームのメンバーは遠方に住んでおり、フルリモートで働いています。そのため、郵便ひとつとっても WeWork が代理で受け取ってくれるのが本当にありがたいですし、助かっています。

原田:きちんとデザインされている空間なので、外部の方を招くことに抵抗がないオフィスであるという点は大きいです。金融機関やメディアの方もいらっしゃるので、気持ち良く過ごしていただけると思います。

鍵原:他の拠点も使えるという WeWork の良さをまだ生かしきれていないので、今後はシェアオフィスのメリットを生かしきるような使い方をしたいと考えています。全国そして海外に社員がいるので、国内外の拠点を自由に使えるようになったら良いですね。

* 本記事は2022年11月に実施したインタビューを元に作成しています

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