更新日:2025.06.26

新たな可能性を切り開くコミュニティチームに求められる「バイブス」とは? - 増渕 匠, WeWork Japan, Community Team, Community Associate

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COMMUNITY

WeWorkは憧れの場所だった

やりたいことと、覚えなければならないことの狭間で

自由度の高さを面白がりながらWeWorkを盛り上げる情熱

オフィス・場としてのWeWorkに、いわば生命を吹き込む役割を果たすのがコミュニティチームです。受付などオフィス運営にまつわる諸業務だけでなく、イベントの企画・実施やメンバー(ご契約のお客様)との日々の会話も重要な仕事。そうして築き上げたメンバーとの信頼を、別のメンバーの紹介やちょっとしたサポートなど「新しい可能性」としてメンバーの皆様にお返しするのがコミュニティチームの使命です。

そんなコミュニティチームに求められるものを「バイブス」という言葉で表現するのが、2024年にコミュニティチームに加わった増渕 匠(ますぶち・たくみ)さんです。「あこがれの場所だった」というWeWorkで働き始めておよそ1年が経ったTakumiさんに、今のご自身から見えるWeWorkの可能性、そして「バイブス」のTakumiさんなりの定義について聞いてみました。

WeWorkは憧れの場所だった

──どのようなきっかけでWeWorkに入社したか、教えてください。

Takumi:大学を卒業してからはフードデリバリーサービスの配達員などをしていたのですが、友人からの紹介がきっかけで環境問題に取り組むスタートアップ企業に就職しました。もともと環境問題に興味があったのと、スタートアップで働きたいという思いがあったからです。しかし、コロナ禍でビジネスが縮小し、自分の成長のために次のステップを模索する中で、WeWorkへの転職を決意しました。

実は、フードデリバリーサービスで働いていたころ、WeWork 渋谷スクランブルスクエアを仕事で訪問したことがあるんです。「なんてカッコいい場所なんだ」と(笑)。WeWork アイスバーグ(原宿)の前を通りかかることも何度もあって、ずっと気になっていました。憧れの場所だったんです。

自分の武器はコミュニケーションスキル、という意識は強くあり、当時働いていた会社にWeWork出身の同僚がいたので、その同僚からの後押しがあったことも転職決断の決め手になりました。

──面接ではどのようなことを聞かれましたか?

Takumi:特に印象に残っているのは、シニアコミュニティマネージャーとの面接ですね。「なぜWeWorkでなければならないのか」を深く聞かれました。その時に話したのは、コロナ禍に自分で企画したカレーのポップアップショップのことです。

コロナ禍、人と会う機会が圧倒的に減ってしまい、周囲には落ち込んでしまっている人がたくさんいました。画面を介してではないコミュニケーションの大切さを再認識して、何かしたいと思っていたとき、カレーの企画を思いついたんです。私はインドに2週間ほど滞在したこともあり、大のカレー好き。趣味を生かして、緊急事態宣言明けに場所を借りて自分で調理するスパイスカレーのポップアップを企画しました。SNSのアカウントを作って、フライヤーも作って集客して、人がハブになる場所を作りたかったんです。

そこにはいろんな人が集まりました。新たな出会いが生まれて、化学反応が起きることもあって、これってまさにWeWorkがやっていることと一緒だなと。コミュニティの可能性を感じている自分だからこそ、できることがあると思いました。

やりたいことと、覚えなければならないことの狭間で

──初日、WeWorkで働くことに不安はありましたか?

Takumi:もう、超ワクワクでしたね(笑)。外資系ブランドらしく私服で働けて、コーヒーも飲めて、何ならビールも飲めて…という環境は、自分が憧れていた環境そのものでした。最初の配属が渋谷スクランブルスクエアだったんですが、まさか自分がそこで働けるとは思っていなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったのを今でも覚えています。

──実際の仕事はどうでしたか?

Takumi:渋谷は日本のWeWorkでいちばん大きな拠点ですし、業務量は膨大です。前職で似たような仕事をバリバリこなしていた…というわけでもなかったので、最初は特に苦戦しました。

当時、自分のウェルカムパーティーイベントを自分で企画したこともありましたね。

──自分のウェルカムパーティーを自分で企画したんですか?

Takumi:はい。渋谷拠点ではイベント担当に任命されたんですが、私に対して「何か新しいことをやってほしい」という期待値があったようで、自分で企画する最初のイベントとして自分のウェルカムパーティーをやらせてもらいました。

コミュニティチームに入って最初に企画するイベントは「Happy Hour」などが一般的なのですが、渋谷拠点を利用するメンバーに対しても「今までとは違うことをしているぞ」というインパクトを出したかったんです。告知をして、装飾を施して、お酒を準備して…といったことに加えて、自分の顔を印刷したお面まで用意しました(笑)。WeWorkの良さって外資系らしいポップでカジュアルな雰囲気、カルチャーでもあるので、それを体現したいなと。メンバーさんも上司も面白がってくれました。

けれどその後は、コミュニティチームの仕事はこうしたカルチャー的な側面だけでもないことに徐々に気付かされるわけです。WeWorkのメンバーには、契約開始・利用開始から契約終了・利用終了まで一連のライフサイクルがあり、その過程でコミュニティチームは膨大な数の細かいプロセスを運用する必要があります。そのなかで、自分がいまどの部分を担当していて、全体に対してどのように貢献しているのかをなかなか把握できず苦労しました。社内で使うツールの数も多いですし、細かい作業を覚えるのも大変でしたね。

正直に言うと、日々のオペレーションに関しては自分のなかで「こうすればいい」というブレイクスルーはまだないです。同僚やチームに聞くのは当たり前ですが、それでも未だに、できない自分に直面する日々の連続なんですよね。

その中でも同じ志を持ったチームメイト、上司のサポートのもと、成功体験と呼べるようなものは少しずつ得ることができています。先日サッカー好きのメンバーに集まってもらって交流イベントを実施したんです。するとその場で、共通の趣味であるサッカーの話題からビジネスへと話がつながり、最終的にWeWorkメンバーの大企業とスタートアップの協業が実現しました。自分の好きなことを通じて、メンバーのビジネスを加速するマッチングを成功させることができ、これこそコミュニティチームとしての仕事の醍醐味だなと体感しました。

3分で分かる WeWork

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──コミュニケーションスキルが武器とのお話でしたが、入社してから気をつけていること、自分のコミュニケーションスタイルに起きた変化などは何かありますか?

Takumi:「カジュアルとプロフェッショナルの両立」を意識しています。コミュニケーションがどちらかに寄り過ぎないよう気を付けていますね。

「そのスニーカー、カッコいいですね」とか、そんな小さな会話を積み重ねることで、コミュニティチームはメンバーにとって気を使わずに話せる存在になれます。自分の持ち味は、そんなカジュアルなコミュニケーションだと思っています。カジュアルな関係だからこそ聞けること、教えてくれることも多くあり、「あの企業とおつなぎすると面白いのでは」といったアイデアのヒントになることも多いです。

一方で、WeWorkはビジネスとしてメンバーのみなさんにサービスを提供しています。ただ皆さんとスモールトークをしているだけではダメで、プロフェッショナルな対応をすべき場面をきちんと意識したうえで業務にあたっています。

WeWorkの価値は、コミュニティにあると思っています。「Takumiさんのおかげで、良い方向に進みそう」というお話をメンバーから聞くことができると、やはり私たちコミュニティチームはオフィス環境以上のものをメンバーに提供できていると実感できます。まだ少ないですが、そんな機会をもっと作って、メンバーからもWeWorkではないといけない理由をたくさん提供できればと思っています。

──Takumiさんは「バイブス」という言葉を多用することで社内でも知られています。Takumiさんにとって、WeWorkで働くうえで欠かせないバイブスとは何でしょうか?

Takumi:言語化するのが難しいのですが(笑)…コミュニティという世の中にまだあまりない職業の正解を作っていきながら、一緒にWeWorkを盛り上げていく情熱、でしょうか。

WeWorkは、フレキシブルオフィスのパイオニア的存在です。コミュニティチームという職業の正解を自分たちが作っていく、この業界を自分たちがリードしていくという側面には働いていてとてもやりがいを感じます。

そのプロセスでアイデアが必要になる場面では、入社歴や職歴に関係なく、誰もがフラットに意見を言い合える、それを後押ししてくれる仲間がいる、そんな環境がWeWorkにはあります。そしてまだ正解のない部分も多いからこそ、自分のアイデア次第でいろいろなことにトライできる環境がWeWorkにはあって、そこが他の仕事にはない面白いところだと思います。

一緒にもっと良くしていこう、盛り上げていこう、というバイブスが、WeWorkの生み出す非日常的な感覚や、WeWorkにしか出せない価値につながると思います。

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