公開日:2023.03.08|更新日:2023.08.17
「挑戦を後押ししてくれる WeWork だから、もっと成長したくなる」- 末冨 寿美奈 WeWork Japan, Community Team, Community Associate
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夢を追いかけて東京へ
日常の場でも「良い」接客を
自分の居場所を見つける
派遣社員から WeWork の正社員へ
「変わり続けることを、変えない。」の実践
性別関係なく個人の成長を応援する WeWork
「変わり続けることを、変えない。」WeWork は、あらゆる変化を歓迎します。それは、WeWork で働くひとりひとりにとっても同じこと。WeWork で働くことそれ自体が、その人自身の人生に良い変化を及ぼしています。
2023年の国際女性デーは、WeWork Hareza 池袋 で、メンバー(入居のお客さま)をサポートするコミュニティチーム所属の末冨 寿美奈さんに焦点をあてたインタビュー記事をおおくりします。コロナ禍で派遣社員として WeWork で働きはじめ、現在は正社員として WeWork をご利用のメンバーさんへのホスピタリティ業務とイベントの企画・運営に全力投球している寿美奈さん。いつも明るくエネルギッシュな寿美奈さんに、WeWork で働くことになったきっかけ、ご自身が WeWork で体験した変化、そして新しいチャレンジに向かうエネルギーの源についてお伺いしました。
Text : Nobuko Kodama
Photo : Yukinobu Chikamori
夢を追いかけて東京へ
── ご自身について教えてください。
私は愛知県出身で、最初の職歴はテーマパークです。子どものころからそのテーマパークが作る世界が好きで、毎年のように両親が連れていってくれました。中でも接客のクオリティが素晴らしく、「夢の国を作りだしているのは、アトラクションやキャラクターだけじゃない。ここで働くひとりひとりもそうなんだ」と感動し、大人になったら自分もここを訪れた人たちに夢を与えるような接客をしたいと願っていました。
自分の進路としてテーマパークで働くことを決めたのは、高校三年生のときです。県内の大学に進学しようかとも思いましたが、卒業後すぐに東京に行きテーマパークで働くことにしました。両親も賛成してくれたので、都内にある専門学校に通いながら勤労学生としてテーマパークで働きました。
週5日、1日8時間ほどテーマパーク内のレストランで働いて、夜19時から21時まで専門学校の授業に参加し、週末はそれぞれ12時間くらい働くという生活を2年間経験しました。若かったこともあり、早朝から深夜まで働いたり、勉強したりすることは、苦ではありませんでした。大好きなテーマパークで憧れの接客という仕事に就けたことと、住んでいた寮の仲間も自分と同じように日中に働いて夜に学校に行っていたため、支えあって乗りこえることができたからです。
日常の場でも「良い」接客を
── 卒業後もテーマパークでの仕事を続けたのでしょうか?
テーマパークでの仕事でホスピタリティや接客の仕事がますます好きになり、新卒でカジュアル衣料の販売職に就きました。学生時代に働いていたテーマパークは、特別なときに行く特別な空間です。もちろん、そこでは良い接客が受けられます。それを、ショッピングという日常の場で提供することで、お客さまが少しでも幸せな気持ちになって帰ってくれたらいいなと考えて入社しました。お客さまから「あなたがいるからこのお店に来た」と言っていただけるよう、五年半ほど店舗スタッフとして働きました。最初は店頭業務、次に新人教育、採用とステップアップしていきましたが、在庫管理や売上の数字を追うことよりももっと人とかかわりたい、新しいことにチャレンジしてみたいと思い、転職を考えるようになりました。
登録した派遣会社の担当者から紹介されたのが、WeWork のCSA*ポジションでした。募集要項が載っているウェブサイトページに「今までの接客が活かせる」「ホスピタリティスキルが活かせる」と書いてあったので、話をくわしく聞いてみようと応募しました。
*Community Support Associates(派遣会社から派遣されるコミュニティスタッフ)の意味
自分の居場所を見つける
── WeWork の印象はいかがでしたか?
2020年9月、派遣会社の担当者と一緒に、当時の WeWork 日本生命日本橋ビル のコミュニティマネージャーと会いました。WeWork の第一印象は、コミュニティというよりは日本企業がもつ堅苦しさがない、おしゃれなオフィスという感じでした。
配属先と言われていた WeWork KABUTO ONE のオープン前だったので、WeWork 日本生命日本橋ビル、WeWork 東京スクエアガーデン、WeWork KANDA SQUARE の三拠点でサポートに入る日々でした。ただ、拠点が変わると仕事のやり方が違ったり、コロナ禍で WeWork KABUTO ONE のオープン日が先延ばしになったりして、「ここが私の WeWork コミュニティだ」という気持ちがなかなか芽生えず、時にはそれを辛く感じることがありました。ですから、2022年3月から正式に WeWork KABUTO ONE に配属されてからは「ここが私の WeWork」「私のコミュニティ」という気持ちが湧いて、とても嬉しかったことを覚えています。
2022年3月のオープンから同年12月中旬まで WeWork KABUTO ONE で勤務しました。当時はコロナ禍真っ只中で、出会いやコミュニケーションのきっかけとなるイベントの開催などにさまざまな制約があり、どの WeWork 拠点においてもコミュニティを醸成するための施策を実施することが困難な時期でした。そのため、新しく入居されたメンバーさんたちも「WeWork の『コミュニティ』って何だろう?」「コミュニティチームってレセプショニストのこと?」という状態でした。そのためまずはメンバーさんとコミュニティチームの関係構築から始めようと考え、自分から挨拶をしたり、話しかけに行ったりすることからスタートし、イベントができるようになったらTGIM*などを通じて少しずつ距離を縮めようとしたりしてきました。現在は、何かあればすぐにコミュニティチームに相談していただけるような関係性を持つことができています。
*Thank God It’s Mondayの略で、WeWork メンバーが新しい1週間の始まりを気持ちよく迎えられるよう、コミュニティチームが用意するちょっとしたサプライズを指す。世界中の WeWork で行われている
派遣社員から WeWork の正社員へ
── 異動をきっかけに、何かご自身の中で変化はありましたか?
WeWork KABUTO ONE で働いているうちに、拠点に対するオーナーシップマインドが芽生えてきました。「もっと良い拠点にして、もっとメンバーさん同士をつなげたい」という思いだけでなく、「もっと自分でいろいろな対応をしてみたい」「もっとチャレンジしてみたい」という気持ちがあふれてきたのです。CSAの立場ではできなかった業務、たとえばイベントというプロジェクトをリードするとか、新しいメンバーさんの入居対応などを自分が主体でやってみたいなと思うようになりました。
WeWork KABUTO ONE に移ってからは、メンバーさんが私たちの名を覚えて話しかけてくださったり、「コミュニティチームがいるから今日は出社しようと思った」と言ってくださったり、出張帰りに「ここに戻るとコミュニティチームがいてくれて落ち着く」と声をかけてくださったりすることすべてが本当に嬉しく、心の底から WeWork で働くことの楽しさを味わうようになりました。そのように言っていただける空間を自分たちが提供できていることそのものが、モチベーションになりました。
そのころCSAから正社員(CA*)になるための選考に応募できるチャンスが来たのですが、最初は迷っていました。ちょうどコミュニティの統括責任者と1on1をする機会があり、そこで「社員になりたいと思っているけれど、自分にはまだ早いのではないかと思い応募を迷っています」と話したところ、「自分の気持ちに素直にしたがって行動したほうがいい」と言われました。そのことばに後押しされ、「不安だったからやらなかったという後悔はしたくない。それならむしろ、やってみよう」と決意し選考に応募、無事に通過してCAとして採用されることになりました。
*Community Associateの意味
「変わり続けることを、変えない。」の実践
── WeWork で働きはじめて体験した、ご自身の変化は何ですか?
WeWork で働きはじめる前は、自分の思いを話すことに恐怖感がありました。もともとあきらめが早い性格でしたし、言いたいことを上手にまとめられないし、自分が話すことを相手がどう思うかをすごく考えてしまって言葉が出せなくなることが多かったです。職場では特に、上司の目を気にして話し、上司が望む正解を探していく働き方をしてきました。でも WeWork に入ってからは、自分が考えていることを自分の言葉で話せるようになりました。お互いの言葉をきちんと聴きあえるチームにいるからだと思いますが、私が自分の言葉で話すことで他の人も思いや気持ちを話してくれるようになり、チーム全体でより良いコミュニケーションができるようになることが、メンバーさんへのより良い対応へつながっていることを日々、実感しています。
── 何かご自身でチャレンジしていることはありますか?
平日は毎日、昼休みの時間を使ってオンライン英会話のレッスンを受けています。これまでは英語に苦手意識があり、話しかけられても対応できませんでした。でもやはり、WeWork には外資系企業のメンバーさんや海外からのゲストなどもいらっしゃるので、英語で声をかけてくださる方も多いのです。毎日30分続けていることで、入居対応などの際にジェスチャーをまじえながらも受け答えができるようになってきています。メンバーさんが満足してくださるだけでなく、自分がプロフェッショナルであるという自信につながっています。
また、WeWork Hareza 池袋 に異動してからは、イベントの企画・運営を担当しています。先日は、メンバーさんと地方自治体のコラボレーションイベントを開催しました。地方の名産品を改善するためにアンケートを取りたくても、地方だとなかなか数が集まらなかったり、年齢層が偏ったりしてしまったりすると聞き「WeWork で何かできないか?」と考えたことから始まりました。地方行政を支援するメンバーさんと協力し、地方の商工会議所の人に地元の名産品を WeWork でご紹介いただき、アンケートを配布しました。1日で約300枚の回答を回収でき、特にさまざまな会社組織に属する若年層の回答を多く得ることができました。これはシェアオフィスだからこそ可能になったことで、今後もこのイベントは続ける予定です。
これまでは何かを自分で企画して実行するという経験がありませんでしたが、メンバーさんがイベントを楽しみに出社してくださったり、参加したメンバーさんからは「イベントに参加してよかった」「とてもいい息抜きになった」「他の企業の方と知り合うことができた」と言っていただけたりすることが、とても嬉しいです。フリーランサーから大企業で働くメンバーまで全員がひとつのイベントに参加し交流している光景は、まさに WeWork ならではと思います。今では「今度は他の拠点も巻き込んでやってみよう」と考えるようになり、毎日変化が多くて忙しいけれど、とても楽しく充実しています。
性別関係なく個人の成長を応援する WeWork
── ご自身にとって、WeWork はどのような会社ですか?
WeWork は、働くひとりひとりの素直な気持ちから出た行動を受けとめてくれる会社だと思います。私が WeWork で働きながら体験した自分自身の変化は、「自分の気持ちに素直にしたがって行動する」ことです。それまでの自分だったら、「どうしよう、きっと無理だろうからやらないでおこう」と考え、何事にもチャレンジせずに終わっていたと思います。
自分がこれまで働いてきた企業では、女性よりも男性のほうが昇進やキャリアアップをして組織の重要なポジションに就くことが多いというイメージがありました。一方、WeWork ではそれが感じられないですね。女性だから、男性だからという枠をもうけず、個人のやりたいという気持ちに応えて成長を後押ししてくれる会社なので、私も素直に自分のやりたいことに挑戦してみようと思えます。
── これからやってみたいこと、なりたい姿などありますか?
コミュニティチームは WeWork の顔なので、何を聞かれても解決に導けるようなコミュニティスタッフになりたいと思っています。自分が所属する拠点だけでなく、他の拠点のメンバーさんからも頼りにしていただけるようになりたいですね。「WeWork と言えば寿美奈」とおっしゃっていただけるようなプロフェッショナルとして成長していきたいです。
2023年、WeWork Japan は、日本のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)をリードしていく企業を表彰する「D&I AWARD 2022」(運営:株式会社JobRainbow)において、4段階の認定ランクの中で最高評価となる「ベストワークプレイス」を受賞しました。
WeWork の企業理念は、「共にあれば、より良くなる」(We are better, together)であり、コミュニティは当社の中核をなしています。スペースのデザインからプログラムまで、バックグラウンド、肌の色、性別、政治的または宗教的な信念、性的指向などのあらゆる「違い」にかかわらず、すべての人が自分らしく過ごせる場所であるように努めています。
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