公開日:2023.12.26|更新日:2023.12.26

「ダイバーシティな職場で働く喜び、全員が連携する一体感に感動」 - ガブリエル・エリック WeWork Japan, Technology Services, Senior Manager

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TECHNOLOGY

テクノロジーで WeWork メンバーや社員の仕事を支える

日本の歴史や文化に興味を持ち日本へ

自分のパフォーマンス次第で WeWork も成長

スタンダードを維持しつつ個別の環境に対応

WeWork では、ダイバーシティ&インクルーシブなつながりにより、社会を前に進めるインスピレーションを生み出し続けていますが、それは社員も同様です。職歴、生活環境、国籍、考え方など、それぞれが持つ個性を大切にし、固定概念にとらわれない自由な働き方を体現しています。このインタビューでは、それぞれの部署で活躍する社員を紹介します。

WeWork では世界のどの拠点でも、同等のIT環境を提供しています。それを支えているのが、テクノロジーサービスでシニアマネージャーを務めるガブリエル・エリックさんです。

テクノロジーで WeWork メンバーや社員の仕事を支える

── お仕事の内容を教えてください。

私がシニアマネージャーを務めるテクノロジーサービスは、日本の WeWork 全拠点のIT環境の管理をしています。共有の設備の管理や入居者(以下、メンバー)のサポートをする「オンサイト対応チーム」「ネットワークチーム」「セールスサポートチーム」に加え、WeWork 社員のパソコンやIT周りの管理をする「コーポレートテクノロジーチーム」があり、それぞれの活動をしています。

メンバーとオンサイトで対応する業務では、Wi-Fi設備や複合機などネットワーク関連、会議室などの各種モニターおよびパソコンを接続して画面を共有するシステム、各拠点にあるサーバー室の機器の管理などをしています。また、メンバーの中には、自社のサーバーなどのIT機器を持ち込みたいという要望もあります。その際には、どのようにしたら実現が可能か相談をしながら、対応しています。

一方のコーポレートテクノロジーでは、WeWork 社員に支給されているパソコンの管理をはじめ、新入社員のパソコンの手配や設定、アクセス権限の付与などを行っています。その他にも、イベントにおけるITやAV関連のサポートなど幅広い業務があり、総勢12名のチームで遂行しています。

日本の歴史や文化に興味を持ち日本へ

── ご自身のことについて教えてください。

私はアメリカ・ミシシッピ州出身で、来日して13年目になります。もともと日本をはじめ東洋の文化や歴史に興味があり、最初は日本語を学ぶために3カ月ほど語学留学で来ました。その際、日本への思いが高まり「ここに住みたい!」と思うようになりました。一度帰国し今度は長期の留学手続きをして改めて来日しました。それ以降、ずっと日本に住み、今では結婚して家族もいます。

大学卒業後は英会話の講師、不動産関連会社などに勤めた後、大学で学んだコンピューターサイエンスやプログラミングのスキルを生かしてIT企業に転職しました。それが WeWork の前の職場になります。その会社は、外資系の顧客企業に対して業務委託で仕事を請け負っており、委託先企業ごとに異なるIT環境を提供・保守するサービスを提供していました。WeWork も、メンバーの数と同じだけ、設備やセキュリティポリシーなどの環境が存在します。この時の経験は、さまざまな拠点で多種多様なメンバーや社員の対応をする今の業務にとても役立っています。

自分のパフォーマンス次第で WeWork も成長

── WeWork はどのように知りましたか?

前職の同僚が、先に WeWork に転職し、私にも勧めてくれました。実はその同僚は、日本語学校時代から付き合いがある友人です。彼から、「 WeWork は拠点を立て続けに開設していて、そこでの仕事はとてもエキサイティングだ」と聞いていました。仕事内容に興味を持ち、2020年3月に入社しました。

前職のIT企業では、基本的に業務委託先の指示に沿って仕事をしており、自分の仕事の成果はあまり見えませんでしたが、WeWork では、自分の仕事が会社の成長に直結していることを感じられます。高い意識を持ってパフォーマンスを発揮すれば、 WeWork も成長する。その気づきは、私に大きな喜びを与えてくれています。

入社して最初に任されたのは、WeWork KANDA SQUAREのITに関するオンサイトサポートでした。例えば、会議室のモニターにトラブルがあると聞けば、実際に状況を確認して対応するといったことを日々行っていました。新しい拠点がオープンして WeWork が成長していく中で、リアルな成長を目の当たりにすることができる現場に近いところで仕事することは、その後の大きな経験につながりました。

── 入社してから現在のポジションに就くまでの経緯を教えてください。

WeWork は、特別なカルチャーを持った会社だと感じていたので、大きな期待を持って入社しました。ただ、入社と同時にコロナ禍によるリモートワークとなり、最初の半年ほどは在宅勤務でした。

その後少し状況が落ち着いてからは、いろいろな拠点に出向いてコミュニティチームと話したり、他のチームと対面で仕事をする機会が徐々に増えていき、入社した実感が湧いてきました。また、さまざまな拠点でメンバーとコミュニケーションをとることによって、多様な業界の仕事に触れられることも良い刺激になっています。

入社した2020年の年末まではオンサイトチームにいましたが、2021年になってコーポレートテクノロジーチームのマネージャーが退職することになり、後任の打診を受けました。前職の経歴も生かせると考えて引き受けることにしました。コーポレートテクノロジーチームは、アメリカのヘッドクオーターとのやりとりが頻繁にあるため、英語が欠かせません。一方で、日本国内で社員と話す際は日本語ですから、当時のマネージャーも、バイリンガルである私が適任だと考えたようです。その後1年ほどして、テックチームのマネジメントを依頼され、さらにネットワークチームも加わって現在のポジションになりました。

スタンダードを維持しつつ個別の環境に対応

── 40拠点のIT周りを見ていますが、一番大変なことは?

WeWork が全世界で提供しているハードとソフトのスタンダードを維持しながら、各拠点のメンバーのニーズに合わせてカスタマイズしたり、他拠点と同じ機器なのにトラブルが発生している拠点があれば、その原因を究明したりと、可能な限りメンバーが働きやすい環境を整えるのがミッションであり、大変なところです。

グローバルで保たれている WeWork のIT環境のスタンダードと、メンバー固有の環境をどうすり合わせていくか。このテーマに頭を悩まされることもありますが、WeWork のいいところは「フレキシブル」であることですから、多様な企業が気軽に使えるIT環境を、これからも模索していきたいと思います。

3分で分かる WeWork

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── 自身のお仕事の中で、誇れる部分は?

通常の賃貸オフィスに入居する場合は、IT環境の整備に大きな手間とコストがかかりますが、WeWork ならすでに用意されているため、スピーディーにビジネスを始めることができます。これは多くの企業にとって、非常に大きなベネフィットです。それを支える仕事ということで、誇りを感じます。

また、WeWork のIT環境を利用するだけでなく、自社サーバーを持ち込みたいなど、多様な要望に応えられることも、改めて強くお伝えしたいです。私たちはいろいろな拠点でのサポートで得た知見を蓄積していますので、さまざまな困りごとや課題に対する相談に応えられます。

拠点を次々にオープンしていたときは、私たちもフルスピードで設営にフォーカスして駆け抜けてきましたが、拠点が整ってきた今は、軸足をメンバーのサポートにおいて活動しています。また、今後新規拠点がオープンとなった際には、これまでの知見を集約したマニュアルをもとに、以前よりさらにスムーズに対応できるのではないかと思っています。

── 職場としての WeWork はどんなところですか。

入社して4年近く経ちましたが、私が気に入っているのは「We are better, together」(共にあれば、より良くなる)という WeWork の企業理念です。私たちITチームの他にもセールスチーム、ファイナンスチーム、各拠点でメンバーと接するコミュニティチームなどがありますが、全員がしっかりと連携して動いているのを見て、企業理念を実感しています。

また、私たちITチームは、システムや回線などグローバルでクオリティを管理しているものも多いため、これらについてアメリカやイギリス、EUなど他の地域とコミュニケーションをとる機会が多いのが特徴で、まさにダイバーシティを実感する職場です。例えば、ITインフラについてシンガポールなどAPAC(アジア太平洋地域)のネットワークエンジニアと話すなど、海外と毎日のように連絡をとり合っています。

また、WeWork Japan にも、さまざまな国籍の社員が集まっています。私たちのチームとは別に、ソフトウエアを扱うデジタルチームがありますが、そのチームは日本人が1人いるだけで、あとは全員外国籍です。乃木坂にある WeWork Japan の本社に行けば、英語はもちろん、フランス語やインドのローカル言語なども飛び交っていて、他の職場にはない多様なバックグラウンドを持った社員に出会える職場です。

── オフタイムで社員同士の交流はありますか?

コロナ禍が落ち着いて、だいぶ対面での交流機会も戻ってきました。少し前も、私たちテックチームの他に各拠点のコミュニティチームなども集まる比較的大規模なパーティーが乃木坂の本社で行われ、中にはコロナ禍の影響で1年以上会っていない人や、対面では初めて会う人もいました。

その他に、趣味が合う人同士が集まる機会もあります。私は自動車が好きなので、テックチームの社員を中心に、社内の自動車好きが何名か集まってドライブに出かけましたし、今後はゴーカートに乗りに行こうなどと話しています。

── 今後のプランがあれば教えてください。

ITの分野で WeWork の成長に貢献できるよう、チームの編成や育成体制を整え、より強いチームにしていきたいと考えています。

2023年、WeWork Japan は、日本のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)をリードしていく企業を表彰する「D&I AWARD 2023」(運営:株式会社JobRainbow)において、4段階の認定ランクの中で最高評価となる「ベストワークプレイス」を受賞しました。
WeWork の企業理念は、「共にあれば、より良くなる」(We are better, together)であり、コミュニティは当社の中核をなしています。スペースのデザインからプログラムまで、バックグラウンド、肌の色、性別、政治的または宗教的な信念、性的指向などのあらゆる「違い」にかかわらず、すべての人が自分らしく過ごせる場所であるように努めています。

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