
3月27日、WeWork 渋谷スクランブルスクエア にて、入居メンバーであるジェイアール東海情報システム株式会社(JTIS)と株式会社キャリアボット(キャリアボット)が大学生向けワークショップ「DXイノベーションブートキャンプ」を開催しました。
JTISは、本イベントを採用広報の一環としており、企業イメージや認知度の向上、優秀な学生と早期にコミュニケーションをとることに加え、学生の新鮮な視点に触れることによるイノベーションの創出も目的の一つとしています。
当日はまず、学生に対する業界のインプットとして、JTISの石川氏による「DX × 鉄道業界の基礎講座」を行い、続いて「訪日外国人客が東海道新幹線を利用する際の『困りごと』を解決し、『移動を感動体験に変える』アプリをサービスデザインしよう」をテーマとしたワークショップを行いました。
このワークショップは自社のビジョンや価値観を直接学生に伝えることができ、イノベーション創出の視点としても、学生たちの既存の枠組みにとらわれない柔軟な発想から、革新的なアイデアを得ることができました。特にデジタルネイティブ世代である学生は最新のテクノロジーやトレンドに精通しており、実際に最新の生成AIを使いこなし発表スライドを作成する学生もいました。

登壇したJTIS石川氏は、イベント後も2時間ほどラウンジで学生から質問を受けており、「例年会社説明会を開催していたが、ここまで学生が積極的に質問をしてくれることがなかった。ワークショップでは面白い発想や発表がたくさんあった。社員だと発想が凝り固まってしまうので、今後もイベントを継続し、学生の発想を取り入れたい」と話しました。
そして、キャリアボットは、AIやメタバース等を活用して大学のDXを推進するエドテックスタートアップ企業です。2024年12月に WeWork リンクスクエア新宿 で開催した、「WeWork Innovation Serch Hub イノベーターアイデアピッチ イノベーターによる未来への挑戦」をきっかけに、JTISとマッチングし、本イベントの学生の集客支援を行いました。
キャリアボットは大学のキャリアセンターを通じて、学生にイベントを告知。大学のオフィシャルな案内だったため、慶應大学や東京女子大学などからキャリア形成意欲の高い優秀な学生が多く参加しました。
キャリアボット代表の岡崎氏は、「キャリアボットは、大学向けDX推進コンサルティングを事業の柱とし、大学との連携強化を重要視しています。JTISのような大手企業によるイベントの学生集客を支援することで、大学キャリアセンターとの信頼関係を構築し、今後のサービス展開やコンサルティング活動の基盤を強化することができた。また、大手企業と共同でイベントを開催することで、認知度を高めることもできた。特に学生や教育機関に対して、自社がDXやイノベーションに関連する先進的な取り組みを行っていることをアピールできる機会となった」と話しました。
そして WeWork は、会場設営や案内だけではなく、イベント開始前に緊張している学生に対し、積極的に会話をリードするなど、WeWork ならではのカジュアルで心地よい雰囲気を提供し会場のサポートを行いました。またワークショップでは、4つのグループに1名ずつ WeWork のスタッフがファシリテーターとして加わり、大手企業側が議論に参加しない形式で、学生が自由に意見交換できる環境を作りました。議論が本筋から逸れないよう軌道修正やカスタマージャーニー、ペルソナ設定の説明を適宜行い、アウトプットの質の向上に寄与しました。
WeWork Japan は今後も、すでに社会をリードし未来を作る 大企業やスタートアップ企業の入居メンバーに加え、次世代を担う学生たちも参加できるイベントを開催することで、より多種多様なメンバーが集い、出会いが生まれるコミュニティをつくって参ります。