テレワークの昨今
在宅勤務、3つの問題点
オン・オフの切り替え方法
オン・オフを切り替えて、快適な在宅勤務を!
テレワークには、WeWork のフレキシブルオフィス
新型コロナウイルスの流行により、いつものオフィスワークが在宅勤務に変わったという人は多いでしょう。そんな中、「通勤時間を短縮できるのは嬉しいけれど、自宅での仕事はどうも集中できない…」という悩みを抱えている人もいるようです。この記事では、在宅勤務において、オンとオフを上手に切り替える方法をご紹介します。
テレワークの昨今
場所や時間にとらわれない働き方が魅力のテレワーク。ワークライフバランスと生産性の向上を目的に普及している新しい働き方で、新型コロナウイルスの感染拡大により、急速に広がりを見せています。
テレワークというと、在宅勤務をイメージする人が多いですが、実際には「サテライトオフィス」「モバイルワーク」「在宅勤務」の3種に分かれます。日本テレワーク学会が行った2020年4月の調査によると、新型コロナウイルスの影響で、テレワーカーの約9割が、在宅勤務を行っていることが明らかになっています。
在宅勤務、3つの問題点
会社に出勤する必要のない在宅勤務は、一見メリットばかりのように思えますが、実際には問題点も浮上しているようです。在宅勤務にはどのような問題点があるのか、見ていきましょう。
・労働管理
在宅勤務では、上司や同僚の目がないので、自己流の勤怠管理で仕事をしてしまうケースがあります。また、勤務時間にとらわれないこともあり、就業時間があいまいになってしまうことも考えられます。
そのような環境での仕事は、業務ばかりがどんどん溜まっていき、効率の悪い長時間労働へとつながりやすくなります。その結果、ワークライフバランスにも悪影響を及ぼす可能性があるので、注意が必要です。
・モチベーションの低下
在宅勤務では、業務に取り組む姿勢やコミュニケーション能力など、上司による評価が難しい面が多く、従業員の仕事に対するモチベーションが低下する可能性が考えられます。
普段の私達は、人とのつながりやコミュニケーションを通してモチベーションを高めている部分も多いため、すべてがオンラインでのやりとりになってしまう在宅勤務では、モチベーションの維持が難しいという人もいるでしょう。
・集中できない
時間と場所にとらわれずに働ける在宅勤務は、自由度が高く、理想の働き方のように見られがちですが、実は在宅勤務で集中できる人は少数派ともいわれています。
というのも、自宅に勤務環境が整っている従業員は少ない上に、人目があったり、ある程度周りの作業音があったりしないと集中できないという人もいるからです。狭いアパートで暮らしている人や、友人とルームシェアして生活している人など、生活スタイルが多様な現代では、自宅に集中して仕事ができる環境が整っていないという人もいるということを、把握しておかなければなりません
オン・オフの切り替え方法
在宅勤務の問題点のひとつに、プライベートと仕事の切り替えの難しさがあげられます。これまで在宅勤務をしたことがなかったという人は特に、自宅で仕事モードをオンにするのを難しく感じるでしょう。
在宅勤務の仕事効率を上げたいという人に向けて、自宅でオン・オフを上手に切り替える6つの方法をご紹介していきます。
① 服を着替える
外出することなく「出勤」ができてしまう在宅勤務。人の目がないからといって、朝起きてパジャマ姿のまま仕事に取りかかってはいませんか? リラックスできる服装で仕事をしていると、自分ではラクでも、無意識のうちに、だらけてしまうことがあります。
スーツ姿までとはいかなくても、適度に身だしなみを整えておくのがいいでしょう。また、服を着替える行動自体が、仕事モードへの切り替えになるとも考えられます。
② 軽めの運動をする
起床して朝ご飯を食べたあと、自力で仕事モードをオンにするのはなかなか難しいもの。これまで通勤に使っていた朝の時間を、散歩や軽い筋トレなどのエクササイズに費やすことで、オンとオフの切り替えが上手にできるようになるでしょう。
休日の朝をダラダラ過ごしてしまうと、1日何のやる気も起きないまま終わってしまうことがあるように、在宅勤務でも、勤務前の過ごし方が、オン・オフの切り替えやすさを左右します。
朝起きてから、仕事スイッチをオンにするのが難しいと感じるのであれば、仕事を始める前に軽い運動をして、心と体の切り替えをしてみましょう。
③ ワーキングスペースを整える
生活感のあるスペースで仕事をしなければならない在宅勤務は、オン・オフの切り替えがどうしても難しくなります。生活感の漂う部屋での仕事は、どうもやる気が出ない!というのであれば、自分のワーキングスペースを整えてみましょう。
仕事をするスペースが決まったら、机の上にはパソコンや飲み物など、必要最低限のものだけを置くのが理想です。スマホやゲームなど、仕事の邪魔になるものは視界に入らないように、片付けておくことで、集中して仕事に取りかかることができます。
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④ 部屋を分ける
自宅に複数の部屋があるという人は、仕事をする部屋と生活スペースを分けることで、オン・オフの切り替えがより簡単にできるようになります。ポイントとしては、仕事部屋は仕事をするときだけ使用すること。
仕事をするだけの空間を作っておくことで、その部屋に入ると、自然に仕事モードへと切り替わるでしょう。仕事部屋で勤務を行い、休憩をするときは生活スペースへ向かう、といったように、仕事をする場所を生活スペースと別にすれば、場所を移動することで、オン・オフの切り替えが上手にできるようになります。
⑤ 休みをしっかりとる
在宅勤務では、仕事とプライベートの線引きが難しくなり、ついダラダラと一日中パソコンに向かって作業をしてしまいがちです。お昼休憩ですら、パソコンの画面を見つめながらとっている、という人も少なくないのではないでしょうか。
無意識のうちに長時間労働になってしまいがちな在宅勤務では、自分で意識的に休みをとることが大切です。12時から13時まではパソコンから離れてお昼休憩をとる、18時の退勤時間後はおもいきり趣味の時間を楽しむなど、自分でしっかりと休みをとるように調整していきましょう。
しっかりと休みをとることで、オン・オフの切り替えが、よりスムーズにできるようになります。
⑥ パソコンやスマホを片付ける
生活感のある部屋での仕事が難しいように、今さっきまで仕事をしていたスペースでリラックスするというのもなかなか難しいもの。本来の退勤時間を過ぎても、ついパソコンや仕事の書類が目に入ると、また仕事のことを考えはじめてしまいます。
パソコンやスマホが視界にあると、仕事のことを考えてしまったり、「ちょっとだけ…」と業務を再開してしまったりしまいます。このような生活を送っていると、オン・オフの切り替えはどんどん難しくなっていく一方です。
自分の中で決めた終業時間を過ぎたら、パソコンやスマホなど、仕事に関係するものは引き出しの中に片付けてみましょう。簡単なことですが、それだけでも、仕事スイッチをオフにして、気持ちを切り替えることができます。
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オン・オフを切り替えて、快適な在宅勤務を!
在宅勤務と上手に付き合っていくためには、オン・オフの切り替えが欠かせません。仕事スイッチをオンにする方法は、人によって異なるので、この記事で紹介した方法を参考に、自分に合ったオン・オフの切り替え法を見つけてみてください。
オン・オフをしっかりと切り替えられれば、在宅勤務でも業務の効率化が可能になるでしょう。
テレワークには、WeWork のフレキシブルオフィス
米・ニューヨーク発の WeWork は、グローバル37か国600拠点以上 ( 2024年1月時点) に展開しています。日本国内では2018年2月にサービスを開始。
創造性や生産性が高まる空間デザインを用いたワークスペースにおいて、月単位での契約、1名から数百名規模におけるオフィスの拡大・縮小、国内30拠点以上の共用エリアの利用が可能になるプロダクトなど、柔軟なオフィスソリューションを提供しています。また、スタートアップから大企業、自治体やNPO団体など、多種多様なメンバーが入居する WeWork では、業界業種や企業の壁を越えたコミュニティが形成され、ビジネスにおけるコラボレーションを多く創出してきました。
WeWork Japan では、今後も新時代の多様な働き方を支援し、イノベーションやコラボレーションを促進する新しいオフィスの価値を提供してまいります。 生産性とモチベーションを高く保ちながら働けるオフィスをお探しの方は、ぜひ WeWork にお問い合わせください!
* 2021年2月時点
・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。