公開日:2022.03.15|更新日:2023.08.31

実業家とは?起業家や事業家との違い、事業成功のポイントも解説!

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実業家とは

よく間違えられる言葉との違い

実業家としての事業開始のポイント

実業家としての事業成功のポイント

まとめ

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経営者は、実業家や事業家、企業家などさまざまな呼び方で呼ばれることがあります。どれも似た言葉なので、使い方が曖昧な方や、誤った使い方をしている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実業家の意味や、実業家・起業家・企業家・事業家との違い、実業家として成功する秘訣を解説します。実業家について理解したうえで、自分が経営者としてどこを目標にするのかを明確にし、経営者としての成功を目指しましょう。

 

 

実業家とは

実業家とは、実際の生活に役立つ実業を営む経営者のことをいいます。実業は、農業・水産業・工業・商業といった、生産や流通、販売にかかわる事業のことです。そのため、実業家とは経営者のなかでも狭い範囲の言葉で、事業内容に着目した表現といえます。

よく間違えられる言葉との違い

実業家とよく間違えられる言葉として、起業家・企業家・事業家があります。いずれも経営者を指す言葉ではありますが、意味合いが少し違うので、しっかりと違いを理解して正しく使えるようにしましょう。

起業家とは
起業家とは、新しい事業を起こす人のことをいいます。どんな業種でも、自身で新しくアイディアを生み出し、まだ世にない新しい商品やサービスをゼロからつくりあげた経営者を「起業家」と呼びます。

企業家とは
企業家とは、企業の経営を行う人のことをいい、企業者ともいわれます。企業経営者のなかでも、新技術の導入や新製品の開発、生産、経営の改善など、積極的に企業経営を行う人のみを指すことがほとんどです。人気商品を次々と世に出し、社会現象を起こすような企業の経営者が「企業家」と呼ばれます。

事業家とは
事業家とは、事業を行う経営者のことをいいます。しかし、ただ単に事業を行う経営者を指す言葉ではなく、事業の計画・管理・遂行を巧みに行う経営者にかぎって使われることがほとんどです。不安定な会社を立て直したり、軌道に乗せサービスを拡充したりした人が「事業家」と呼ばれます。

著名な実業家
日本には世界で活躍する有名な実業家が多数います。ここでは、経営者として成功を収めた有名な実業家3名を紹介します。

本田宗一郎
本田宗一郎氏は、大手輸送機器メーカー「本田技研工業株式会社」を一代で世界的企業へと成長させた実業家です。静岡県の鍛冶屋の息子として生まれた本田宗一郎氏は、15歳で東京の自動車修理工場で働き始め、22歳で地元に戻り自動車修理工場を創業。

その後、自動車部品メーカー、オートバイの生産、四輪事業の参入とステップアップしていき、一代で世界的企業である本田技研工業をつくりあげました。本田宗一郎氏は実業家であるとともに、本田技研工業をつくりあげた「起業家」でもあります。

柳井正
柳井正氏は、カジュアル衣料の製造販売を行う「株式会社ファーストリテイリング」の代表取締役会長兼社長を務める実業家です。ファーストリテイリングは、ユニクロを中心にGUやセオリーなど複数のアパレルブランドを展開しています。

柳井正氏は大学卒業後、一度はジャスコに就職しますがすぐに退職。山口県で紳士服を営む父のあとを継ぎ、経営の面白さを知り、広島にユニクロ1号店を出店。最初はなかなか軌道に乗らず苦労した時期もありましたが、現在は世界的に有名なアパレルブランドへと成長しました。

また、柳井正氏は、日本ではまだ浸透していなかったSPA(製造小売業)の巨大チェーンを築くことに成功した企業家でもあります。

実業家としての事業開始のポイント

「実業家になりたい!」「実業家として成功したい!」と目標をもつことはとても大切です。しかし、目標を実現するためには勢いや流れに身を任せるだけではなく、入念な準備が必要です。事業を開始するために必要なポイントは3つあります。

  • 事業内容と事業規模を決める
  • ビジネスプラン(事業計画書)の作成
  • 資金の準備

1. 事業内容と事業規模を決める

まずは、どんな事業を行うのか「事業内容」を明確にします。どんな事業内容でも構いませんが、事業として成り立つかどうかを判断することが重要です。具体的な判断材料として、以下の3つが挙げられます。

・ニーズはあるか
・世の中に役立つか
・収益が見込めるか

事業内容を決める際には、この3つをしっかりリサーチする必要があります。

事業内容が決まったら、事業規模も明確にしていきましょう。実業家になるということは、今後の人生をかけて取り組む必要があるので、後悔のないよう慎重に時間をかけて判断していくことが大切です。

2. ビジネスプラン(事業計画書)の作成

事業内容や事業規模が決まったら、具体的なビジネスプランを作成します。アイディアを書き出すことで整理し、できるだけ具体的に詳細なプランを作成することが重要です。また、ビジネスプランを作成する際には、「5W2H」を活用するのがおすすめです。

● 5W2Hとは
what なにを 商品やサービスは「なに」にするか
why なぜ 「なぜ」その商品やサービスを提供するのか
when いつ 「いつ」事業を始めるのか
where どこで 「どこで」事業を行うのか
who だれ 「だれ」に向けた商品、サービスなのか
how to どのような 仕入れや販売経路は「どのような」方法が最適か
how much いくら 事業を行うには「いくら」必要か、目標売上高は「いくら」か

 

5W2Hにあてはめながら考えると、ターゲットや事業内容が明確になり、コンセプトや流通経路、収益など詳細な部分まで整理していくことができるので、事業開始までの段取りを効率よく進めることができます。

ビジネスプランは何度も検討を重ねて、人に伝わりやすく説得力のあるものを用意することで、周囲の賛同や人材確保、融資を受けやすくなるなど大きなメリットがあります。

 

3. 事業資金の準備

事業を開始するときは、備品購入費や人件費、家賃などさまざまな費用がかかります。また、飲食店など店舗で営業する場合は、内装工事費や家具などの購入も必要となるため、さらにまとまったお金が必要です。

これらの初期費用と、事業を継続していくための費用をあわせて「事業資金」といいます。事業資金を用意できない場合は、事業を開始することができません。もし自己資金ですべてをまかなうことができない場合は、融資を受けて開業準備を進めていくこととなります。

事業を開始してすぐは、売り上げで経費をまかなうことは大変です。実業家として成功するためには、軌道に乗るまで自己資金からやりくりすることを考慮し、事業資金は余裕をもって用意しておく必要があります。

 

実業家としての事業成功のポイント

事業を開始することは簡単でも、その事業を何十年も続け、実業家として成功できるのは一握りです。実業家として成功を収めた人が大切にしてきた習慣や行動を参考に、実業家としての成功のコツを3つ紹介します。

コミュニケーション能力
実業家として成功した人の多くは広い人脈をもち、人付き合いを大切にしています。

新しいアイディアや新しい商品は、人との出会いで生まれることが多くあります。そのため、人付き合いを大切にしている経営者は事業の幅を広げ、新しい商品やサービスを提供していくことができ、どんどん会社を大きくすることができるのです。

しかし、人脈を広げたいばかりに、人間関係を広く浅く築いても意味がありません。きちんと信頼関係を築いていくのがビジネスにおける人間関係構築の基本です。

たとえば、事業を開始したばかりにもかかわらず、貫禄や威厳があるように見える経営者の場合は、近寄りがたいイメージを与えてしまうかもしれません。

実業家として成功したい方は、親しみやすい人柄の経営者を目指すのが成功への近道です。

失敗を恐れない
実業家として成功を収めた人に共通することは、失敗を恐れずに挑戦することです。

さまざまな挑戦をするなかで失敗をすることがあっても屈せず、努力を続ける強い精神力が必要です。そこで新しいアイディアが生まれ、さまざまな分析ができる経営者こそが成功を収めます。

人と同じことを行って上手くいっても、大成功を収めることはありません。また、失敗を人のせいにするような人も、経営者として不向きです。

失敗を恐れず、行動力のある実業家を目指しましょう。

世の中の移り変わりに敏感

実業家として成功を収めた人のほとんどがアンテナを広くはり、情報収集を日々行っています。情報収集は、新聞やニュースを見ることだけではなく、社員や家族との会話や街を散策することで発見することも多くあります。

五感をとぎすまし、世の中の困りごとや不便、不足していることに敏感に反応できるのも実業家として必要なスキルです。

まとめ

今回は、実業家の意味や実業家として成功する秘訣などを解説しました。

実業家や起業家と呼ばれていた人も、会社が大きく成長すると、企業家や事業家と呼ばれ方が変化することもあります。これから経営者を目指している方は、実業家・起業家・企業家・事業家の違いをきちんと理解し、自分はどこを目指したいのかを明確にするとよいでしょう。

また、実業家として成功したい方は、勢いだけで事業を開始することはとても危険です。しっかりビジネスプランを精査し、検討を重ねてベストなプランを作成してください。

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* 2022年3月時点

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています

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