オンライン研修とは?
オンライン研修のメリット
オンライン研修のデメリット
オンライン研修を成功させるコツ
まとめ
さまざまなワークスペースを有する WeWork
新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークを導入する企業が増え、さまざまな業務がオンライン化されています。そんな中、対面・集団式が基本だった「研修」もオンラインで開催する傾向が強まっています。オンライン研修には、費用削減や感染リスクの低減などさまざまなメリットがある一方で、気をつけなければならないデメリットもいくつか存在します。本記事では、オンライン研修のメリット・デメリットについての解説や、企業がオンライン研修を成功させるためのコツを紹介します。
オンライン研修とは?
オンライン研修とはその名の通り、Zoomなどのビデオ会議ツールを用いてオンラインで受けられる研修のことです。「Web研修」や「オンデマンド研修」などと呼ばれることもあります。基本的に、オンライン研修は「ライブ配信」方式で行われるため、講師側と受講者側は双方向のコミュニケーションをとることが可能です。
オンライン研修の最大の特徴は、インターネット環境と必要なアイテムさえあれば、どこからでもすぐに参加できることです。オンライン研修のメリットについては以下で詳しく紹介していきます。
オンライン研修のメリット
続いて、研修をオンラインで実施することのメリットを4つ紹介します。
メリット① 費用を抑えられる
オンライン研修は、インターネット環境が整った部屋と講師が揃えば、いつでもどこでも手軽に実施することが可能です。そのため、従来の研修では削減することが困難だった会場費、交通費、宿泊費などといった費用を大幅に削減できます。
メリット② 業務への影響を最小限に抑えられる
オンライン研修では、従業員が会場までの移動時間を確保する必要がありません。そのため、従業員が現場から離れる時間と業務に与える影響を最小限に抑えることができます。
また、研修の開始時間にパソコンを開くだけで研修に参加できるので、スケジュール調整の難しい多忙な従業員でも参加しやすいというメリットもあります。
メリット③ チャット機能で質問ができる
オンライン研修の場合、ビデオ会議ツールの「チャット機能」を活用すれば、その場で講師に質問をすることができます。通常の対面式の研修だと「大勢の前で質問するのは恥ずかしい…」と感じてしまう人でも、気軽に質問ができるのは受講者・講師の双方にとってメリットでしょう。
メリット④ 感染リスクの低減
「密」を避けられるオンライン研修は、新型コロナウイルスをはじめとした感染症の感染リスクの低減に効果的です。特に、普段は顔を合わせない従業員同士が集まる研修は、感染リスクが高いので注意が必要です。
どうしても対面・集団で行わなければいけない研修以外は、オンラインで実施することにより、従業員の安全が守られるのはもちろんのこと、従業員満足度も向上するでしょう。
オンライン研修のデメリット
オンライン研修には多数のメリットがある一方で、避けられないデメリットも存在します。ここでは通常の研修と比較した際のオンライン研修の主なデメリットを3つ紹介します。
オンライン研修を成功させるためには、デメリットをしっかりと把握することが欠かせません。「どうしたらデメリットを解消できるか」について考えながら、ぜひ目を通してみてください。
デメリット① 受講者の意欲が半減してしまう
オンライン研修では、講師と受講者の物理的な距離が離れていることや研修の空気感を感じ取りにくいことから、受講者の参加意欲やモチベーションが半減してしまうことが懸念されます。
また、Webカメラをオフにすれば簡単に「聞き流し」ができてしまいます。そのため、従来の対面式の研修と比較すると、受講後の達成感やモチベーションも低くなってしまうことが懸念されます。
デメリット② 受講者の様子が分かりにくい
オンライン研修には、従来の対面式の研修と比べて、受講者一人ひとりの様子が分かりにくいというデメリットがあります。たとえWebカメラがオンになっていたとしても、スクリーン越しに見える表情だけでは、判断しにくいのが実情です。
そのため、オンライン研修を行う際には受講者一人ひとりに積極的に声をかけたり、講義の所々で理解度チェックテストを挟んだりといった工夫が必要となるでしょう。
デメリット③ 行える研修内容に限りがある
オンライン研修は、知識付与が中心の研修に最適です。しかしその一方で、実習などの実践を伴う研修にはあまり向いていません。具体的には、グループで行うビジネスゲームや、名刺交換をはじめとしたビジネスマナーのロールプレイングの実施は困難でしょう。
実践を伴う研修を実施したい場合は、従来型の研修に変更する、または1対1のロールプレイングに変更するなどといった対策が必要です。
オンライン研修を成功させるコツ
オンライン研修を成功させるためには、上記で紹介したメリットを最大限に生かし、デメリットをカバーすることが欠かせません。ここでは、企業がオンライン研修を成功させるためのコツを具体的に解説していきます。
ポイント① Webカメラをオンにして参加してもらう
ほとんどのビデオ会議ツールには、顔出しせずに参加する機能が備わっています。しかし、カメラがオフになっていると、緊張感が感じられないため、参加者の参加意欲が低下してしまうことが懸念されます。
そこで、オンライン研修の際にはカメラをできるだけオンにして、参加してもらうようにしましょう。こうすることで受講者も「研修を受けている」という緊張感を持って参加できるようになります。
ポイント② グループワークを取り入れる
オンライン研修では、参加者をいくつかのグループに分けて、グループワークに取り組んでもらうことが可能です。講義の途中にグループワークを取り入れることにより、参加者同士でコミュニケーションをとることができます。
参加者の集中力や参加意欲を高めるためにも、グループディスカッションは効果的です。長時間ただ講師の話を聞くだけの研修で、参加者の集中力を持続させることは容易ではありません。グループディスカッションや1対1のロールプレイングなどのアクティビティを、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
ポイント③ コンパクトにまとめる
オンライン研修は、基本的に従業員が1人でスクリーンを通して受講するものなので、長時間にわたると参加者の集中力や参加意欲が著しく低下してしまいます。そのため、オンライン研修を行う際は、できるだけコンパクトに、可能であれば1時間程度におさめるようにするといいでしょう。
どうしても長時間にわたる研修が必要な場合は、あいだに休憩や雑談タイムを挟むなど、参加者が集中して研修を受けられる環境を整えることを心がけましょう。
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まとめ
本記事では、オンライン研修のメリット・デメリット、そして成功させるためのコツを紹介しました。オンライン研修を成功に導くためには、「集中力が保ちにくい」「受講者の様子が分かりにくい」などといったデメリットを解消するための対策が欠かせません。
オンライン研修のデメリットをしっかりと理解し、どのような対策をとればより実りのある研修ができるかどうか考えることで、オンライン研修を成功へと導くことができるでしょう。
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