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公開日:2021.04.30|更新日:2023.09.11

WELL認証とは?ウェルビーイングを実現する快適なオフィス空間の評価基準

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WELL認証とは?

WELL認証の評価項目

WELL認証を取得するには

まとめ

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少子高齢化が進み、働き手が減少する昨今、企業はさまざまな戦略を用いて優秀な人材を集めようとしています。中でもワークライフバランスに向けた取り組みは高く評価される傾向にあり、多様な働き方やオフィスの快適さに関心が集まっています。

今回は、従業員のウェルビーイングに焦点をあてたオフィスの評価基準である「WELL認証」について紹介します。

 

WELL認証とは?

WELL認証とは、オフィス空間をウェルビーイング(満足できる生活状態や幸福度)の観点から評価し、基準を満たしたオフィスに与えられる国際的な認証制度です。

オフィスの評価基準としては、環境や資源に配慮するなど、環境の持続性に重点を置いた「LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)」が知られています。

WELL認証はオフィスの評価基準という点では同じですが、建物内で働く人たちのウェルビーイングに焦点を当てているという点において違いがあります。WELL認証は、従業員が身体的、精神的、そして社会的に健やかに働くことができるオフィス空間かどうかを評価しています。

WELL認証は、アメリカの公益企業IWBI(International WELL Building Institute)が2014年に公開した「WELL Building Standard®」の日本版です。日本では、一般財団法人グリーンビルディングジャパンが運用を担っています。

世界ではWELL認証の重要性が高まっていますが、日本ではWELL認証を取得している企業はそれほど多くはありません。一般財団法人グリーンビルディングジャパンが発表した資料によると、2020年10月8日時点での日本企業のWELL認証件数はわずか16件です。しかしながら昨今、WELL認証の取得に取り組む日本企業が増えてきています。

その背景に、日本の少子高齢化と働き手の減少問題があります。優れた従業員を獲得するためには、働き手のニーズにマッチした取り組みを企業が率先して実施することが必要になります。

中でも、働き方の多様化やワークライフバランス、安心して働ける職場環境などは、新たな職を求める人々の大きな関心になっています。WELL認証はこれらとも強く関連したオフィスの評価基準であることから、多くの企業がWELL認証の取得に取り組み始めています。

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WELL認証の評価項目

WELL認証は定期的に更新されており、現在は2020年9月15日にスタートした「WELL Building Standard v2(WELL v2)」が利用されています。

WELL v2では「空気」「水」「食物」「光」「運動」「温熱快適性」「音」「材料」「こころ」「コミュニティ」からなる10の項目で審査され、一定の基準をクリアすることで「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の認証が獲得できます。

それぞれの項目の中には、認証を取得するためにかならずクリアしなければならない「必須項目」と、より優れた環境であることを示す「加点項目」があります。企業は、まず必須項目をクリアした後、加点項目の獲得に取り組む必要があります。それぞれの項目の詳細について紹介します。

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WELL認証を取得するには

まずは、WELL認証の種類について説明します。WELL認証にはブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4つの段階があります。

WELL認証の取得条件として、上記で紹介した必須項目をすべて満たすことが最初の条件です。必須項目をすべて満たした場合、さらに加点項目の審査を行います。加点項目の合計点が「40~49点」の場合はブロンズ、「50~59点」の場合はシルバー、「60~79点」の場合はゴールド、「80~110点」の場合はプラチナの認証が与えられます。

認証の取得基準は初期の「WELL v1」や2018年にリリースされた「WELL v2pilot」などとは異なっているため、しっかりと確認することをおすすめします。

WELL認証の審査においては、まずは必須・加点項目を満たしているかどうかを確認するための書類審査が実施されます。必要な書類を揃えて提出すると、20~25営業日以内に結果が通知されます。ほとんどの場合は審査者から不備を指摘されるため、修正して再提出するようにしてください。

書類審査を通過した場合、現地調査が行われます。スケジュールを調整し、現地調査の日にちを決定してください。現地にて空気質、水質、光、音などの環境測定や各種チェックが行われます。

現地調査終了後、WELL認証についての最終審査が行われ、基準をクリアしていた場合にはWELL認証を取得することができます。

また、WELL認証を取得した企業には、認証取得後にも継続して環境を改善していくことが求められます。WELL認証の有効期限は3年に設定されており、継続するためには再認証を行う必要があります。

WELL認証の獲得は簡単ではありませんが、今後新たな職を求める人々が職場を選ぶ上での大きな要因になる可能性があります。興味がある企業は、積極的に挑戦してみてください。

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Pixabay

まとめ

WELL認証は日本ではまだあまり知られていない認証制度ですが、ウェルビーイングに重点を置いたWELL認証は、多様で柔軟な働き方を望む昨今の働き手たちにとって非常に魅力的な取り組みです。

働き方改革を進めることでブランド力を高め、優秀な従業員を獲得したいとお考えでしたら、WELL認証の取得を検討してみることをおすすめします。

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参考:
https://www.gbj.or.jp/wp_gbj/wp-content/uploads/2020/10/WELLv2-20201025.pdf
https://www.gbj.or.jp/well/well_v2_feature/

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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