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公開日:2021.04.28|更新日:2024.08.15

大手企業も導入している360度評価とは?評価項目やメリット・デメリットを解説

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360度評価とは?

管理職に対する評価項目

360度評価のメリット

360度評価のデメリット

まとめ

フレキシブルオフィスを活用して社内コミュニケーションを促進

テレワークが進んでいる中で、人事評価の見直しが必要となっています。通常のオフィス勤務下とは異なる状況において、上司が部下のマネジメントをしにくい環境になり、適切な評価を行えなくなったためです。

そこで注目されているのが、「360度評価」と呼ばれる人事評価システムです。具体的にどのように評価を行うのか、メリット・デメリットも合わせて紹介します。

 

360度評価とは?

「360度評価」とは、上司・同僚・部下などさまざまな立場の従業員が、一人の従業員を評価することです。従来の人事評価は、組織をマネジメントする上司が、部下に対して行うことが一般的でした。

これに対し、360度評価は上司と部下の1対1の関係ではなく、1対複数の関係で評価を行います。部下が上司を評価することもあり、これまでの人事評価の方法と比較して、客観的な評価が可能です。

360度評価の目的は、従業員が自身の評価に納得できるようにするためです。部下の管理だけでなく、現場で業務に携わるプレイングマネージャーが増えてきた中で、部下に対して正しい評価を行うのが難しくなりました。そこで、360度評価を取り入れることで、上司が気づいていないことを評価できるようにし、結果として従業員の満足度を高める効果が期待できます。

評価 イメージ

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管理職に対する評価項目

部下が管理職であるリーダーを評価する際には、通常上司が部下を評価する際と同様に、あらかじめ評価項目を設定しておきましょう。チームをまとめるリーダーシップや、メンバーと円滑にコミュニケーションができているかといったことが求められます。

・リーダーシップ

評価項目の1つ目に、リーダーシップが挙げられます。リーダーシップとは、適切なタイミングで部下をフォローし、正しい方向に業務を進められるようにすることです。目標を達成するために、部下のモチベーションを向上させられているかを評価します。

・コミュニケーション

次に、コミュニケーションです。チーム全体と積極的にコミュニケーションを取り、部下からの信頼を得ているかを評価します。特に、テレワークを導入している企業では、対面でのやりとりが減少したことで、上司と部下のコミュニケーションがより重要性を増しています。

・人材育成

評価項目の3つ目は、人材育成です。チームメンバーに対して目標を設定し、達成できるようにフォローを行えているかを評価します。目標達成の有無にかかわらず、フィードバックをすることも重要です。

・組織づくり

チームとして一体感を高めるための組織づくりができているかも評価します。メンバー間の連携やコミュニケーションを強化し、結果を出せるチームをつくる工夫や努力がなされているかが評価のポイントになります。

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360度評価のメリット

360度評価を導入する際には、どのようなメリットがあるかをチェックしてみましょう。多くの人がそれぞれの従業員を評価するため、客観的な評価を得られるのがポイントです。また、従業員がこれまで以上に成果を出しやすくなるほか、上司にとってもマネジメントスキルの育成の機会として活用できます。

メリット① 客観的な評価を得られる

360度評価のメリットは、客観的な評価を得られることです。これまでの人事評価は、上司のみが行っていたため、主観的な評価になりやすいのが難点でした。

しかし、複数の従業員から評価を受ける360度評価では、上司が気づけなかった部下の働きぶりや細かい行動を、さまざまな立場から平等に評価できるようになります。偏りのない評価を行い、従業員のエンゲージメントを高めるのにも効果的です。

メリット② 従業員の視野を広げられる

360度評価は、異なる立場の人からも評価をもらえるため、従業員自身が自覚していなかったことを把握できる機会でもあります。従業員自身による自己評価と、多くの人からの他者評価を分析し、これまで以上に仕事への態度や成果を出しやすい人材に育てられるようになります。

メリット③ 管理職を育成できる

3つ目は、管理職の育成ができることです。従来の人事評価は、上司が評価される機会がなく、自身のマネジメントスキルやコミュニケーション力などを分析しにくい環境でした。

360度評価は、会社内での地位に関係なく評価を行うため、部下が上司を評価し、リーダーとして適切であるかを確認することができます。

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360度評価のデメリット

メリットがある一方で、デメリットにも気をつけなければなりません。客観的な評価を得られますが、周りに対して気にしすぎてしまう可能性があります。一部主観的な評価も入ることもあり、適切な評価を行えるような工夫が必要です。

デメリット① 周りからの評価を気にしすぎてしまう

360度評価を導入する際には、従業員が周りからの評価を気にしすぎてしまう点に注意が必要です。上司からだけでなく、周りの従業員や同僚からも評価されるため、行動範囲が狭まる可能性があります。

また上司にとっても、部下からの評価を気にしてしまうことで、業務に対する指導やコミュニケーションが円滑に進められなくなります。客観的な評価を得られるメリットがある一方、従業員が周りを気にせずに思い切って行動できるような環境を推進しなければなりません。

デメリット② 一部主観的な評価が入ってしまう

客観的な評価を可能とする360度評価ですが、一部主観的な評価が入ってしまうことがあります。管理職だけでなく、人事評価の経験がない一般従業員も他者を評価するため、適切な評価を行えないのが原因です。

さらに、従業員同士が談合し、気に入らない上司や同僚に対して、低い評価をつけないように注意しなければなりません。感情的な評価が行われるのを防ぐためにも、あらかじめ企業全体でルールをつくる必要があります。

デメリット③ 管理職のマネジメントへの影響

3つ目のデメリットは、マネジメントに影響してしまうことです。部下に低い評価をつけられないように注意するあまり、組織全体で適切なコントロールができなくなる恐れがあります。

360度評価を導入する際は、お互いが本音で評価できる環境を整えなければなりません。評価項目を設定し、私情が入らないように評価を行う必要があります。

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まとめ

360度評価は、上司が部下を評価するだけでなく、従業員同士や、部下が上司を評価するなど、客観的な評価を可能にするものです。複数の人から客観的な評価をもらえることで、従業員の満足度向上にもつながります。360度評価を導入してみたい企業は、評価項目を設定したり、フィードバックをしっかりと行ったりし、人事評価の経験がない従業員でも、適切な評価ができる環境を整えましょう。

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* 2021年4月時点

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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