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更新日:2024.10.15

サードプレイスとは?意味やメリット・具体的な事例を紹介

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サードプレイスとは?ファーストプレイス・セカンドプレイスとの違い<br />

サードプレイスを満たす6つの条件

サードプレイスの効果・メリット

サードプレイスの主な事例

まとめ

フレキシブルオフィスならWeWork

ワークライフバランスの重要性が問われる今、仕事とプライベートの両立は多くの人にとって重要な課題となっています。心身共に豊かな状態でいられるようにするためには、自分らしく過ごせるような「サードプレイス」を確保しておくことが大切です。

本記事では、サードプレイスの目的や、どのような場所がサードプレイスに当てはまるかをまとめました。日本におけるサードプレイスの事例についても紹介します。

サードプレイスとは?ファーストプレイス・セカンドプレイスとの違い

サードプレイスとは、ファーストプレイスである自宅、セカンドプレイスのオフィスとは異なり、自分らしく過ごせる場所を意味します。自宅や職場では、責任・義務を負わなければならないため、自分がイメージした通りの生活を送ることは簡単ではありません。3つ目の場所であるサードプレイスでは、趣味を楽しんだり、スキルを磨いたりしながら、リラックスすることを目的としています。

サードプレイスが必要とされるようになった背景には、アメリカでの社会環境が原因だといわれています。1989年、アメリカの社会学者であるレイ・オルデンバーグ氏が提唱し、都市に暮らす人々が心のよりどころとして集う場所をサードプレイスと名付けました。日本でもこのサードプレイスが注目されており、フレキシブルオフィスやカフェといった場所に加え、地域的なコミュニティスペースもサードプレイスとしての機能があります。

サードプレイスを満たす6つの条件

サードプレイスを決めるにあたって、どのような場所が条件を満たすかを確認しておきましょう。定義や決まりはありませんが、条件に照らし合わせることで、快適なサードプレイスを見つけやすくなります。

条件① 入場に制限がない平等主義な場所

入場の制限がなく、誰でも利用できることが条件です。社会的な身分や経済的な格差がなく、誰もが心地よく過ごすことができる必要があります。

条件② コミュニケーションが活発であること

全員が楽しくコミュニケーションを行うことができるのも重要な条件です。どんな話題でも気軽に話せるような場所で、その場にいる人たちの活気が溢れている必要があります。

条件③ アクセスしやすく、設備が整っている

サードプレイスは、家やオフィスからでも訪れやすい場所であることが条件です。「ストレスや責任から解き放たれたい」と感じた際に、気軽にアクセスできます。

条件④ その場所の会員と新参者の融和

会員と新参者が融和していることも、サードプレイスの条件として必要です。常連がその場所の雰囲気を作り、新しく訪れた人でも緊張せずにコミュニケーションを取れることができます。

条件⑤ 落ち着いた雰囲気であること

サードプレイスは、落ち着いた雰囲気を作り出す必要があります。その場所にいる人たちの穏やかさだけでなく、室内のトーンや明るさなども大切な要素です。

条件⑥ その場にいるだけで心地よい気分になれる

その場にいるだけで、心地よい気分になれることもサードプレイスで大切な要素です。ストレスや憎悪といったマイナスな感情を生み出さず、リラックスした状態を維持できます。

サードプレイスの効果・メリット

企業がサードプレイスを取り入れることで、さまざまなメリットを得られます。サードプレイスの導入を検討している事業者の方は、どのようなメリットにつながるのかを参考にしてみましょう。

 

従業員・組織の生産性向上

サードプレイスは、従業員や組織全体の生産性向上に期待できます。通常の職場環境よりもリラックスしやすい環境で、仕事に集中して取り組みやすいのがメリットです。

また、自宅からオフィスまで離れている従業員にとって、サードプレイスは通勤時間の削減や、ワークライフバランスにも貢献します。これまでの働き方を改善し、仕事に対してポジティブな気持ちを維持できます。

 

新しいアイデアの獲得につながる

サードプレイスは、新しいアイデアを獲得する可能性を秘めています。従来のオフィスでは出会えないような同僚や上司とコミュニケーションを交わすきっかけを作り、ビジネスの発展にもつながるアイデアを創造できます。

最近では、サードプレイスをフリーアドレス化し、従業員同士のコミュニケーションを促進する取り組みも注目を集めています。新しい人との出会いや職場環境を提供することで、フレッシュな考え方で仕事に向き合えるのがメリットです。

 

従業員の主体性を高められる

サードプレイスには、業務の指導を受ける上司も不在なことがあり、従業員個々の主体性を高める機会にも活かせます。ほかの人から指摘や指導されることもなくなり、自分自身で仕事を進める必要があるためです。一見、無責任な職場にも思えますが、自らの意思で仕事に取り組むことで、モチベーションの向上につながる可能性があります。

 

優秀な人材の流出を防げる

優秀な人材の流出を防ぐためにも、サードプレイスを活用することができます。たとえば、家庭の事情で自宅に早く帰宅する必要がある従業員にとって、都市部のオフィスまで出勤する時間を減らせます。

また、在宅勤務とサードプレイスをハイブリッドに使い分けることで、働き方の選択肢が増加し、企業へのエンゲージメント向上にもつながります。このように、フレキシブルな環境を従業員に提供すると、雇用の維持に寄与するだけでなく、優秀な人材の獲得にも期待できます。

 

BCP(事業継続計画)対策に活用できる

BCP(事業継続計画)対策とは、自然災害や予期せぬ緊急事態が発生したときに、業務を素早く復旧させる取り組みです。たとえば、都市部に立地する本社が自然災害で機能不全になっても、サードプレイスに本社機能を一部移転し、業務を継続することができます。

また、従業員の通勤が困難な状態になった場合、郊外に設置したサードプレイスを使って業務に取り組めます。拠点ごとのリスクを分散する意味としても、サードプレイスは効果的な手段といえます。

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サードプレイスの主な事例

日本国内においてサードプレイスを用意する際には、カフェやフレキシブルオフィスといった静かで落ち着いた空間を作りやすい場所が適しています。また、オフィス内にサードプレイスを設けるという方法もあります。

◆ カフェ

サードプレイスの事例として、カフェが挙げられます。カフェの中でも、自宅のように落ち着ける雰囲気や、コミュニケーションが活発など、それぞれの個性がありますので、ご自身の希望とマッチする場所を選ぶとよいでしょう。

カフェはドリンクや休憩を目的に利用する人がもちろん多いのですが、一方で、自宅や職場では得られない独特な雰囲気を与えるサードプレイスとしての役割も持っています。

◆ フレキシブルオフィス

テレワークが広がる中で活用されているフレキシブルオフィスも、サードプレイスの事例の1つです。フレキシブルオフィスは、仕事を行う場所でありながらも、プライベートな空間が保たれており、落ち着いた雰囲気を感じられる場所です。

また、フレキシブルオフィスでは、会員による交流会やイベントなどが定期的に行われていることが多いため、コミュニケーションの機会も設けられます。会社のオフィスではなく、フレキシブルオフィスを活用することで、より一層仕事に打ち込むことが可能です。

◆ オフィス内

サードプレイスは、自宅でもオフィスでもない第3の場所ですが、オフィス内にサードプレイスを用意することも可能です。例えば、オフィスの喫煙所やコミュニケーションスペース、オフィスのラウンジといった幅広い選択肢があります。休憩中や仕事がなかなか進まないときに気軽に行けるため、カフェやフレキシブルオフィスよりもさらに身近な場所です。

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まとめ

サードプレイスとは、自宅やオフィスから離れ、自分が自分らしくいるために必要な場所です。カフェやフレキシブルオフィスだけでなく、オフィス内の空いている場所を有効活用し、さまざまな場所がサードプレイスとして活用できます。中立的な場所であること、コミュニケーションが活発であるといった条件を参考にしながら、リフレッシュできるサードプレイスを探してみましょう。

フレキシブルオフィスならWeWork

米・ニューヨーク発の WeWork は、グローバル37か国600拠点以上 ( 2024年1月時点) に展開しています。日本国内では2018年2月にサービスを開始。

創造性や生産性が高まる空間デザインを用いたワークスペースにおいて、月単位での契約、1名から数百名規模におけるオフィスの拡大・縮小、国内30拠点以上の共用エリアの利用が可能になるプロダクトなど、柔軟なオフィスソリューションを提供しています。また、スタートアップから大企業、自治体やNPO団体など、多種多様なメンバーが入居する WeWork では、業界業種や企業の壁を越えたコミュニティが形成され、ビジネスにおけるコラボレーションを多く創出してきました。

WeWork Japan では、今後も新時代の多様な働き方を支援し、イノベーションやコラボレーションを促進する新しいオフィスの価値を提供してまいります。 生産性とモチベーションを高く保ちながら働けるオフィスをお探しの方は、ぜひ WeWork にお問い合わせください!

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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