更新日:2025.06.30

スタートアップ起業家に贈る、5つの効果的なアドバイス

1. 自分を労ろう

2. 意図的な行動は報われる

3. 長期戦を忍耐強く戦う

4. 思いやりをあなたの最強の武器にしよう

5. 成長のためには、手放すことも重要

起業する。それだけでも大変だ。自身のウェルビーイングを守りながらなら、なおさら難しい・・。 2人の成功した実業家、ジャニーン・ヤンシー氏とダグ・レッシング氏が、WeWork Global 初のリーダーズ・ウェルネス・サミットに登壇し、自身が起業家として歩んできた道のりと、心と身体のバランスを整えることが果たした重要な役割について語りました。(この記事は WeWork Global の翻訳記事です)

1. 自分を労ろう

30年にわたり築いてきた自身の会社を手放すことは、レッシング氏にとって大きな転機でした。レッシング氏のキャリアコーチは、彼に「自分を労るように」と助言し、その結果、なんとレッシング氏はフロートタンク(感覚遮断によるリラクゼーション装置)を訪れます。フロートタンクはこれまで未経験でしたが、複数社の経営から離れ、新たな会社を立ち上げる過程で、彼は100回以上もそこへ通い続けました。

「暗闇の中、水深15センチほどの水に浮かんでいる状態でした」と彼は振り返ります。「その体験が、不確実性や新たな挑戦による心身へのショックを吸収し、自分を労るきっかけとなりました。」フロートタンクでの体験は彼の心に深く刻まれています。

聴衆から「もし新しいビジョンを抱いたら、まず何をしますか?」と問われると、レッシング氏は「フロートタンクに入ります」と即答しました。

2. 意図的な行動は報われる

かつてのヤンシーは、週末や早朝にチームメンバーへ連絡することをためらいませんでした。彼女はただ、自分のメッセージをチームメンバーに届けたい一心だったのです。

しかし、従業員エクスペリエンスに関する期待が最近どのように変化したか(そして、あるチームメイトが週末に最も望まないのは創業者からのSlackメッセージだと告白したこと)に彼女は気づきます。そして、コミュニケーションの取り方についてより意識的になること
を自らに課しました。

その成果を感じた彼女は、仕事だけでなく、自分自身に対しても意図的に時間を作ることを心掛けるようになります。具体的には、カレンダーに必ず1時間ほど自分の時間をあらかじめ確保するに至ったのです。

3. 長期戦を忍耐強く戦う

「スタートアップにとって最大のリスクは、資金調達でも、斬新なアイデアでも、マーケティング活動でもなく、創業者が諦めてしまうことです」レッシング氏はこう述べ、忍耐力を養うことは廃業を防ぐのにも役立つと指摘しています。

「会社の立ち上げは非常に困難で、時間がかかります」とレッシング氏は述べます。彼はそれをトライアスロンに例え、レースでは最速のスイマーであるよりも、自転車とランニングのための脚力を持つ方が有利だと説明します。

「長期的な視点を持ち、取引的な考え方を捨て、忍耐強くなければなりません。なぜなら、経営は持久戦だからです。」

4. 思いやりをあなたの最強の武器にしよう

「前職での30年間と今の会社を築き上げてきた過程から、思​​いやりが私の強みだと気付いたのです」とレッシング氏は言います。「私は他者と人間関係を大切にし、細部にこだわり、本物であることを大切にしています。」

彼の経験は、企業の内部における安全や幸福が、人々が思いやりを持つ場所(特にリーダーシップ)で自然に生まれることを示しています。相互尊重は優秀な人材の潜在能力を引き出し、意欲や創造性を伸ばす土壌を整えます。レッシング氏は信頼の三角形を例に挙げ、共感(相手が自分を大切にされていると感じさせること)がその三角形の中核を成す要素であり、偶然にもレッシング氏が考える優秀な社員の資質とも重なると指摘しました。

5. 成長のためには、手放すことも重要

ヤンシーは現場の第一線で自ら動くことを好むタイプのCEOですが、同時に、最も成功しているCEOは、全体を俯瞰し何をすべきか見通せることも知っています。彼女がそうした視点を持てるようになったのは、4度の起業経験を持つメンターの助言によるものでした。
「チームの中に、あなたと同じくらい仕事をこなせる人材はいないでしょう。なぜなら、彼らはあなたと同じレベルの投資や、同じ熱意、覚悟を持っているわけではない。でも、それでいいんです。」

たとえ相手のスキルが少し劣っていても、また、時間をかけきれないとしても、仕事を任せることに慣れること― それこそがリーダーの役割のひとつだと、彼は教えてくれました。そして、実際、彼らは自身の仕事をやり遂げるのです。

ヤンシーはチームの成長を通して、このアドバイスに忠実に向き合ってきました。
それが、自分自身と会社にとって最善の道だと信じているのです。

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