公開日:2023.12.05|更新日:2023.12.05

エクストリームは「IT開発プロジェクトにおけるチーム体制の変化」に WeWork 活用で対応

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導入事例

開発プロジェクトにつきまとう人員の増減にも対応できるオフィスを探して

フレキシブルに仕事ができる充実の環境

他企業やフリーランスとの交流・巡り合いの場として

株式会社エクストリームは、2005年にわずか4人、マンションの1室でスタートしました。ゲームやIT分野の人材派遣事業と受託開発事業で急成長を遂げ、現在は関連会社含め700人を超える大所帯となっています。同社は、東京池袋のメトロポリタンプラザビルに本社を構えていますが、2023年8月から、同じビル内の WeWork にもワークスペースを確保しました。WeWork を活用し始めた背景や目的などについて、同社取締役の島田善教氏とテックファンド事業本部本部長代理の永田智史氏に伺いました。

開発プロジェクトにつきまとう人員の増減にも対応できるオフィスを探して

──ビジネスの内容についてお伺いできますか?

島田:当社は、2005年に創業し、2016年より現在のメトロポリタンプラザビルの21階に本社を構えています。事業は、ゲームクリエーターやITエンジニア、プログラマーなどの人材派遣を通じて、技術サービスを提供する「デジタル人材事業」、顧客からの依頼でシステムやアプリを開発する「受託開発事業」、そして、自社IPを活用したサービスの提供やライセンスアウトを行う「コンテンツプロパティ事業」の3つの事業を展開しています。

── 2023年8月から、本社と同じビル内にある WeWork メトロポリタンプラザビルに専用オフィス契約(50席)で入居していただいています。その経緯を教えてください。

島田:21階の本社オフィスには、エクストリームの管理部門(バックオフィス)、デジタル人材事業の営業部門、受託開発事業の開発部門に加え、ベトナムの開発拠点を活用して受託杯開発事業を行う当社子会社の株式会社エクスラボが入居していました。

WeWork 入居には、2つの背景があります。1つは、デジタル人材事業の営業リソースの増員を進めるに伴い、スペースが手狭になっていたこと。もう1つは、エクスラボで大型案件の受注が決まり、急きょワークスペース拡張の必要が生じたことです。

永田:われわれが手がける受注開発のビジネスでは、プロジェクト受注とともにチームを結成し、完了と同時に解散するため、急激な人員の増減があります。さらに、プロジェクトの進捗に応じて必要な人員も変化します。一般的に開発プロジェクトは、要件定義→基本設計→詳細設計→開発→テスト→リリース→運用・保守の流れで進みますが、要件定義から詳細設計までは少数で進め、開発の工程で最大数になり、その後、状況に応じて減少していきます。そのような特性があるため、必要なオフィススペース・席数は、流動的にならざるを得ない部分があります。

島田:エクスラボの大型案件の受注が決まった時、エクストリームとは独立した会社ということもあり、単独でオフィスを借りる選択肢もありました。しかし、オフィス立ち上げまでにかかる時間と、開発工程が終了した後にスペースが余剰になってしまう可能性を考慮し、「シェアオフィスの活用」という結論に至りました。われわれには、プロジェクトに合わせて、スピード感をもってオフィスの立ち上げや縮小、またはクローズしたいというニーズがあり、それを満たす方法が「 WeWork 入居」だったのです。

──数あるシェアオフィスの中から WeWork を選択した理由は何ですか?

島田:同じビル内であればコミュニケーションも円滑に進みますし、本社との行き来もしやすく仕事のイメージがつきやすかったことが最大の決め手です。私たちがお付き合いをしているWebマーケティング会社が WeWork メンバーということもあり、WeWork については、よく話を聞いていました。メンバー企業同士の交流に力を入れていることや、われわれのようなITやWebマーケティング系の利用者が多いことを知り、他のシェアオフィスと比べて仕事内容的に親和性が高いと感じていました。

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フレキシブルに仕事ができる充実の環境

──現在、50席分のスペースを専用オフィスとして契約されています。どのように利用されているのでしょうか。また、実際に入居されて感じるメリットについて聞かせてください。

島田:エクスラボはテレワークも活用しているため、全員分の席は必要なく、50席のうちの30席を利用しており、残り20席をエクストリームの受託開発組織であるテックファンド事業本部の一部が分室として利用しています。

最も驚いたのは、決定してからオフィスが立ち上がるまでのスピードです。通常、オフィスを借りるとなると、通信環境の整備に時間を要し、それだけで稼働するまでに1カ月はかかってしまうものです。内装工事等も考慮すれば、更に多くの時間を必要とします。しかし、 WeWork は最初から高速かつ安定的で、セキュリティーも考慮された通信環境が整っており、すぐに業務を開始することができました。

永田:メリットとして非常に大きかったのは、会議室です。本社(21階)にも会議室はありますが、従業員が増えてきたこともあり、使いたいときに空いていないこともありました。われわれが契約している WeWork の専用オフィス内には、3つの会議室があり、それをいつでも使うことができます。また、それらが埋まっていたとしても、 WeWork メンバーでシェアしている複数の会議室を利用することができ、とても使い勝手がよいです。

── WeWork にはラウンジなどの共有スペースもありますが、どのようにご利用いただいていますか?

永田:受託開発事業は、秘匿性の高い情報を扱っていることもあり、共有スペースでの業務はNGにしています。ただ、休憩中や業務終了後のコミュニケーションには、利用しています。パントリー(フリードリングのエリア)では、業務終了後に無料のビールを飲みながら疲れを癒すメンバーもいます。提供時間が19時30分まで(拠点により異なる)と決まっていることで、「仕事を早く切り上げよう」と、より効率的に仕事をするようになったと感じているメンバーもいるようです。

島田:経営サイドの視点としても、業務の効率が上がり、従業員間のコミュニケーションも深まるため、よい機能だと感じています。

3分でわかる WeWork

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──週に2回、朝礼を行っていると伺いました。IT業界では珍しい習慣ではと思いますが、その意図はどこにあるのですか?

島田:従業員の7〜8割がエンジニアであり、中にはコミュニケーションが苦手な人もいます。朝礼では、当番制の司会や3分間スピーチを課すことによって、人前で話すことに慣れてもらいたいという狙いもあります。その意味では、WeWork に入居したことによって、共有スペース等で自社以外のビジネスパーソンと接する機会が増えたことは、非常によいことだと感じています。

── WeWork に入居したことよって、働き方に変化はありますか?

永田: 21階にいる従業員との違いが出ないように、あえて働き方は変えないことを心がけています。ただ、14階が開放的な空間だったりすることで、21階の従業員はうらやましがっているところはあるかもしれません。

──まだ入居されたばかりですが、今後、WeWork に期待することがあれば聞かせてください。

永田:開発は対面で話した方がスムーズにいくケースが多く、同じビルとはいえ2カ所に分かれたが故のデメリットもあります。今後は WeWork のスペースを拡大し、頻繁なコミュニケーションが必要なチームをまとめるなど、対策が必要になるでしょう。その際にも、 WeWork のスピーディーでフレキシブルな対応に期待しています。

島田:まだ入居から間もないのですが、これから WeWork で出会う方とのつながりを楽しみにしています。業界的にIT技術者の不足が大きな課題となっていますので、フリーランスとして WeWork を利用している技術者やスタートアップ企業とつながり、開発を手伝っていただくなどの可能性も模索したいですね。

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