入居メンバーをつなげ、課題を解決
入居メンバーだからこそ、を生かした活動
良いコミュニティを、場所を越えて
今回は、 WeWork で出逢ったメンバー同士で立ち上げた、一般社団法人をご紹介します。
ご自身の本業とは別に、法人を設立するに至った経緯や、そこにある想いを伺いました。
入居メンバーをつなげ、課題を解決
今回ご紹介する一般社団法人つむぐ、つづる。のメンバーは、現在5名。全員が神奈川の WeWork 拠点、オーシャンゲートみなとみらい に入居しているメンバーで構成されています。
繋がりのきっかけは、ほかのメンバーからの紹介や名刺交換イベントなどで、さまざまなイベントに積極的に参加することで、顔を合わせる機会が増え、徐々に繋がりが深くなっていったといいます。
——— みなさんが出会ったきっかけを教えてください
宮田さん:
5人が同時に出会ったというよりは、それぞれ別の場面で出会い、徐々に揃っていきました。WeWork のイベントとして開催された、忘年会に参加して出会った人もいれば、別の入居メンバーを介して紹介いただいた人もいます。
北野さん:
私は元々人見知りで、当初はあまり多くのメンバーとの関わりを持てていませんでした。しかし、同じ会社のメンバーが「北野さんと話が合いそうな人がいる」と、宮田さんを紹介され、そこから徐々に輪が広がって行きました。
【一般社団法人つむぐ、つづる。とは】
課題を持った人や企業の課題解決を目的に、主に WeWork に入居されている企業を繋ぐ企業。オープンイノベーション、コラボレーション領域における課題の具体化と解決に向けたストーリーを『共に作っていくこと』を大切にされており、「偶然の出会いを、必然(ビジネス)に変える。」というビジョンを掲げ活動されています。
2020年 9月に WeWork オーシャンゲートみなとみらい の住所に法人登記を行いました。
最近では「動画製作をしたい」「ホームページをより良くしたい」という相談から、最終的に人材の紹介にまで至ったといいます。同社のメンバーと親交のある方を紹介することにより、信頼を担保できることが強みになっています。
メンバー同士をつなげるという点では、WeWork のコミュニティチーム*が行っている活動でもありますが、どのような思いで活動を開始されたのでしょうか。
*コミュニティチーム:各拠点に常駐し、入居メンバーのサポートや繋がりがうまれるようなさまざまな取り組みを行っている
入居メンバーだからこそ、を生かした活動
——— みなさんが団結した・法人立ち上げのきっかけになった、という出来事はありますか?
宮田さん:
団結という点では、WeWork で「もっとお互いを知っていこう」という目的でknowe’llというイベントを WeWork と共同開催しました。そのイベントを一緒に企画・運営したことだと思います。
また、事業を立ち上げるきっかけとして印象深いのは、あるWeWork メンバーからの相談。
「児童養護施設の子どもたちの自立支援を進めるために、インターン生を受け入れてくれる企業を探している」と相談を持ちかけられました。そのメンバーや、児童養護施設の子どもたちの力になることができるよう、このメンバーで活動したときに「みんなで集まればいろいろなことができる」と実感したことが、今振り返ると法人立ち上げのきっかけになったと思います。
——— メンバーを繋げていくことは、WeWork コミュニティチームの役割でもあるのですが、それをみなさんがやってくださる意図とは?
北野さん :
人と人がつながって、そこからイノベーションが起こるには多くのステップがあると思います。WeWork のメンバーであるからこその”近さ”を生かして、ステップを進めるための1つのソリューションになれたらと思います。
初海さん:
WeWork というプラットフォームがあるからこそ、それを活用できるメンバーを増やすサポートをしたいなと思いました。例えば、コミュニティチームのみなさんに繋げてもらった企業同士が、長くより良い関係性を築けるよう、「繋がったその先のサポート」が出来たらと。
このような活動は、WeWork のさまざまな拠点で、さまざまなメンバーが行っていると思いますが、私たちは、一般社団法人という形にすることで、多くのメンバーに、サポートの窓口を明確に伝え、また私たちの覚悟が多くの方に伝われば嬉しいなと思いました。
良いコミュニティを、場所を越えて
——— 人に寄り添う原動力はどこから生まれるのでしょうか?
佐藤さん :
ここにいるメンバーは、WeWork や入居しているメンバーへの愛が強いのかもしれません。毎日のように来て、オフィスだけでなく共用エリアで仕事をして、ときにはお酒を飲んで・・と過ごしていると、課題を抱えている人も中にはいて。今までは「そうなんだ」で終わってしまっていたことも、さまざまなノウハウや人脈を持ったメンバーであれば解決できるのではないかという想いが、行動に繋がっているのかもしれません。
福成さん:
その愛の根底には、WeWork の掲げているミッションや、成し遂げようとしていることへの共感がありますね。
——— 今後、「一般社団法人つむぐ・つづる。」として、実現したいこととは?
北野さん:
私たちの活動を通じて出会った方々が、それまでより良い活動ができたり、企業としての認知度が上がったと、幸せが広がっていったら嬉しいです。
宮田さん:
人が幸せを感じる要素として”良いコミュニティに身を置くこと” は大きいな、と私自身は感じています。今後、そのようなコミュニティを 場所や所属を超えて作っていきたいです。また、このメンバーのやりたいことを、つむぐ、つづるの受け皿を使って、少しずつ実現していきたいな、とも思っています。
【メンバー紹介】
宮田 照久さん
一般社団法人つむぐ、つづる。 代表理事
広告代理店として、企業のプロモーション活動を支援する株式会社コラボルトでも代表を務める
福成 鎮さん
一般社団法人つむぐ、つづる。 理事
イベントを企画・デザインから施工まで行う、HGB株式会社で代表を務める
佐藤 巖さん
一般社団法人つむぐ、つづる。 理事
教材・システムの開発・販売事業をメインに行う 株式会社エドベックで、バックオフィスの統括責任者を務める
初海 淳さん
一般社団法人つむぐ、つづる。 監事
コピーライター・クリエイティブディレクターとして、コミュニケーションの課題を解決するサポートを行う
北野 弘治さん
一般社団法人つむぐ、つづる。 監事
国内の事業会社向けのシステム開発を行う、株式会社 アットウェアの福社長として組織の育成・改善を担当