
コミュニティの価値を実感が働き方を変えた
コミュニティスペースとしての WeWork
WeWork コミュニティへの思い
今回紹介する 髙野 一朗さんは、些細な悩みや課題を持っているメンバーが集まり、それぞれの知を持ち寄りあって助け合う「0→1部」を発起し、現在も中心メンバーとして活動されています。
日頃から、コミュニティのハブとしての役割も果たされている髙野さんは、どのような意識でコミュニティと向き合っているのか。WeWork コミュニティアンバサダー*としての思いとともに、シェアしていただきました。
* WeWork コミュニティアンバサダー:主体的にメンバーをつなげたり、コミュニティに参加されているメンバーに就任いただいています。
コミュニティの価値を実感が働き方を変えた
髙野 一朗さんは、フリーランス(CUE)でアパレルのマーケティングコンサルタント、販売を含めたソリューションのディレクターをされています。アパレル会社やアパレル会社向けのソリューションを提供している会社と業務委託契約を結び、課題を達成していくのが主なビジネスです。それ以外にもファッションデザイナーをマネジメントするエージェンシー「モーターホーム」をパートナーと立ち上げるなど、活躍の場を広げています。
そんな髙野さんは、コミュニティを創る中で自分の新たな仕事に見付け、自身に「opportunity creator」という役割を課し、日々、人と人のつながりやビジネスの機会をクリエイトしています。
今では、コミュニティのハブのような存在になっていますが、その原点は、アパレル会社に在籍していた前職で感じたアウェー感だったと話します。
これまでと全く違う、IT業界の方々とのお付き合いで、何から手をつけていいか分からなかった髙野さんは、展示会に参加し、業界で活躍している人の話を聞きに行きました。しかし、難解な専門用語による説明や、営業の方への対応に困惑することが多くあったそうです。
「イベントに行った時、アウェーにいるような感覚を味わい、どうにかして良い関係を築けないかなと思いました。それと同時に、各業界のホームグランドに他業界を含めた新しい人を招き入れられるようなきっかけがあればいいな、と思いました」
そこで選んだ手段が「コミュニティ」でした。当時、アパレル業界の人が外の業界との接点がほとんどない中、髙野さんは交流の機会を設けることにしました。すると、Yahoo、Amazon、Googleなどの大手プラットフォーマーの方も興味を持って参加したといいます。
「ただ交流するだけでなく、ワークショップやセミナー形式で開催して、お互いの業界や仕事を知ることができる場にしました。僕自身も、営業を通して外部の企業の方との関係性ができていったことで、自社に取り入れることができなかった案件を、別の会社の方に紹介するなど、会社という枠組みを超えた助け合いをするようになりました。それが、opportunity creatorの原点であり、コミュニティの価値を実感したタイミングでした。実際に、この時できたつながりがきっかけになって独立し、今の仕事につながっています」
コミュニティスペースとしての WeWork

髙野さんが、2018年にオープンしたばかりの WeWork アイスバーグ に入居したのも、コミュニティ活動の場として、大きな可能性を感じたからだといいます。
それまでもさまざまなコワーキングスペースを利用していた髙野さんは、初めて WeWork に来た時の印象をこう語ります。
「僕がこれまで働いていたコワーキングスペースはどこも、ただ作業するだけの場所でした。すごく静かに各々が作業していて、何気なく話しかけたりできる雰囲気ではありませんでした。しかし、 WeWork では、メンバー同士が当たり前のように日常的にコミュニケーションを取っていて、ワークプレイスがにぎわっていました。それが、とても新鮮でした」
髙野さんは現在、 WeWork においても、さまざまなメンバーをつなぐハブとして活動しています。
自身が立ち上げた「0→1部」の活動では、ささいな悩みや課題を持っているメンバーが集まり、それぞれの知を持ち寄りあって助け合うことで、WeWork のコミュニティの価値を高めています (0→1部の活動についての記事はこちらから)。
「0→1部」が始まったきっかけも、困っているメンバーに対して何かできることはないか、と友達のような感覚で周りにいた人とディスカッションをしたことでした。
「あるイベントが終わった後、パントリーでビールを飲みながら話していたら、独立したいけれどその業界で頼れる人を知らなくて困ってるという人に出会ったので、私の知り合いを紹介しました。仕事をしている時間ではない、何気ない会話がきっかけになって問題が解決されたり、新たな仕事に発展したりすることが生まれやすい環境が WeWork にはあります」
実際に、高野さんの周りに集うメンバーで生まれたプロジェクトがあります。それが、2020年11月にクラウドファンディングを行った「Chochin Candle 」です。
当時、CGのアイデアレベルの段階だったこのプロダクト。「これ、実現してみようよ!」というWeWork メンバーの一声で、高野さんをはじめとする、WeWork メンバーが集まり、プロジェクトに発展しました。
詳細は、以下をご覧ください。
WeWork コミュニティへの思い
クライアントとの打ち合わせは、なるべく WeWork に来てもらうようにしていると、髙野さんは話します。
「 WeWork は常に多くの人が入れ替わり立ち替わりいる空間ということもあり、打ち合わせをしていると、メンバーやコミュニティチーム*の方が声をかけてくれるんです。『どんなことを話しているんですか?』という軽い感じで、コミュニケーションが自然に生まれます。それがきっかけで新たなつながりができ、どんどんコミュニティが広がっていきます」
*コミュニティチーム:各拠点に常駐し、入居メンバーのサポートや繋がりがうまれるような様々な取り組みを行っている
最後に、 WeWork コミュニティへ思いを、次のように話してくれました。
「僕もそうですが、最初は何も知らない人たちの中でどうやって話しかけたり、振舞ったりすればいいのか分からなくて、度胸がいりますよね? そんな人たちに、一歩踏み出すきっかけをつくったり、 WeWork が多くのメンバーによって居心地いい場所になれるようなサポートしたりしたいです。
居心地が良いと思っているコミュニティを、他の人も居心地よいと思ってくれたら嬉しいですし、もしかしたらその人の口コミで WeWork に来てくれた人と一緒に仕事をすることになるかもしれません。コミュニティでできた良い関係性は、いつか巡り巡って良い機会をくれるものだと思っています。 仕事を含めた人生を楽しむための意欲を惜しみなく発揮し合えるチームのような関係を築いていきたいです」